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乞食王子 講談社文芸文庫現代の日本のエッセイ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1995/05/12 |
JAN | 9784061963238 |
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乞食王子
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
森茉莉を彷彿とさせる視点ですねー。 ただ、この文体はテーマを選ぶと思います。 銀座とか贅沢を語るにはいいけど、 政治や放射能雨や戦争やっていう即物的なテーマには 向かないんじゃないかなあ。 気に入ったのは「海坊主」と「汎水論」。
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吉田茂の息子というより 麻生元総理の伯父様と 言われるほうが馴染みますかしらん。 徹頭徹尾シニカル。読みながら ニヤリとします。
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別な場所に、「いまなぜ白洲次郎なのか」と書いたことがありますが、いまなぜ吉田健一ではないのか?「要するに、結構な御身分というのは乞食でも、王子でもなくて、その両方を一緒にした乞食王子でなければならず、せめて書いている時だけでもそういう気持ちでいられれば、時事を語り、世俗のことを扱...
別な場所に、「いまなぜ白洲次郎なのか」と書いたことがありますが、いまなぜ吉田健一ではないのか?「要するに、結構な御身分というのは乞食でも、王子でもなくて、その両方を一緒にした乞食王子でなければならず、せめて書いている時だけでもそういう気持ちでいられれば、時事を語り、世俗のことを扱っても、余りせせこましい感じにならずにすむのではないかと思うのである。」この人は「精神において」いかほど高貴であり続けたのだろうか、と考える。この文庫には「人と作品」「年賦」「著書目録」が詳しくてありがたい。あらためて、翻訳作品の多いことと、それと知らずに吉田健一訳で読んだものの多いことに、ちょっと驚いている。
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