1,800円以上の注文で送料無料

完全犯罪はお静かに ミステリー傑作選 28 講談社文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

完全犯罪はお静かに ミステリー傑作選 28 講談社文庫

日本推理作家協会(編者)

追加する に追加する

完全犯罪はお静かに ミステリー傑作選 28 講談社文庫

定価 ¥748

220 定価より528円(70%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介 内容:福祉裁判 小杉健治著. 老後の楽しみ 小池真理子著. 夜のない窓 連城三紀彦著. 待合室で拾った殺人 日下圭介著. 私が犯人だ 山口雅也著. 傘がない 本岡類著. 書かれなかった手紙 井上夢人著. こわい伝言 佐野洋著. 白い雨の凶器 小林久三著. とり残されて 宮部みゆき著. 泡 乃南アサ著
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1995/05/15
JAN 9784061859555

完全犯罪はお静かに

¥220

商品レビュー

3.6

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2016/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミステリー傑作選28 十何年かぶりの再読シリーズ、その2。 いや、小池真理子「老後の楽しみ」に会えました。 コレ、強烈な印象を持ってたんですよ。 そして、この短編の舞台に住んでいるという偶然。 十何年かぶりで、結末もうっすら分かっているのに 面白かったです。「嫌ミス」って言葉のない頃ですが 凄まじいような嫌ミスです。 これが嫌ミスってヤツです。 主人公の夢や希望を粉砕する、悪夢のような現実。 これだけでも、このアンソロジー読む価値アリです。 あと、宮部みゆき「とり残されて」です。 じんわりと怖い怖い話だって覚えていて。 「世にも奇妙」とかに取り上げられてそうな。 怖いのは嫌なので昼になるのを待って読みました。 やっぱり怖くて、そして哀しいお話しでした。 とり残してきた自分に会える日は来るのでしょうか。

Posted by ブクログ

2013/04/23

1995年のミステリー短篇集  珍しいテーマの「福祉裁判(小杉健治)」は重いテーマだけど、重みに潰れたというか、あまりスッキリしない解決。好きではないな。  「老後の楽しみ(小池真理子)」はベテランの味だなぁ。ほんわかした物語はいったいどこに行くのかと思っていたら、ラスト数ペ...

1995年のミステリー短篇集  珍しいテーマの「福祉裁判(小杉健治)」は重いテーマだけど、重みに潰れたというか、あまりスッキリしない解決。好きではないな。  「老後の楽しみ(小池真理子)」はベテランの味だなぁ。ほんわかした物語はいったいどこに行くのかと思っていたら、ラスト数ページの明るいホラーは最高だ。  続く「夜のない窓(連城三紀彦)」は静かな怖さ。できすぎだし単調だし長すぎるが、静かな怒りがジワッと来る感じ。  「待合室で拾った殺人(日下圭介)」はジャストアイデア作品。せっかくのアリバイがムダになる。でも切れ味は鈍い感じ。  ユーモアたっぷりの「私が犯人だ(山口雅也)」は面白くはない。  「傘がない(本岡類)」は一昔前の駐車場難時代のエピソードだが、面白くはない。  往復書簡イメージの「書かれなかった手紙(井上夢人)」はこの頃凝ってたのかなと思うトリック。可もなく不可もなくって感じかな。  「こわい伝言(佐野洋)」は尻切れトンボに見えるエンディングが好きではないな。  美女登場の「白い雨の凶器(小林久三)」の真実は驚愕だが、少し現実離れ。  期待した「とり残されて(宮部みゆき)」はオカルトチック。とても読みやすいというかひきこまれる文章だが、オカルトは好きではないな。ただし、エンディングのヒロインの未来暗示がすばらしい。さすがの作品。  そしてオーラスもいい作品。「泡(乃南アサ)」はタイトルが安直なような意味深いような微妙なところだが、こども目線のストーリーテリングは技なんだろう。いい作家さんだな。  ということで、新発見の作家さんはなかったが、古いけどほぼ満足だ。

Posted by ブクログ

2013/04/21

日本推理作家協会の大先生たちの11の短編集。 いつもお世話になってる人から借りて読んでみた~~。 このシリーズ結構読んでるな~。 やっぱり読みなれていくと、短編もいいもんだな。と思う。 特にこの本は、宮部みゆきと乃南アサの短編が最後に入ってて楽しかった~~。 11の短編ミステリー...

日本推理作家協会の大先生たちの11の短編集。 いつもお世話になってる人から借りて読んでみた~~。 このシリーズ結構読んでるな~。 やっぱり読みなれていくと、短編もいいもんだな。と思う。 特にこの本は、宮部みゆきと乃南アサの短編が最後に入ってて楽しかった~~。 11の短編ミステリーで、「は~?」って思ったのは1つだけ。 で、気に入ったのは4つもあった。 『老後の楽しみ』 小池真理子 旦那と息子の世話を毎日何十年も続けた主婦が、老後の楽しみに一人で鎌倉に行ったことから引き起こるミステリー。 最後、ゾワ~っっときたね。 『待合室で拾った殺人』 日下圭介 人殺しをした犯人が盗んだお金を駅の椅子の下に置いて去ったが、ある女性がその鞄を拾う。 んーー。これは上手く説明できないな。説明したらネタバレになっちゃう。最後は笑えたよ~。 『とり残されて』 宮部みゆき ホラーミステリーだった。さすが宮部さん、やっぱり話がうまいな~。他の作家さんと格が違う。短編なのに高級感があって、中編小説を読んでる感じがするほど中身が詰まってる。なんか、すっごい怖かった。。。鳥肌たったよ。ストーリーは、婚約者を轢き殺した(当時学生だった)女性を何年も「殺したい」と思う女の主人公の身に起こった奇妙な出来事。。。何かを呼び寄せてしまうのね。 『泡』 乃南アサ これはこの本の最後に載ってた短編。 英才教育を息子に施す母親と弁護士になれなかった父親の会話を聞いた6歳の息子が、自分の命を取り戻そうとする話。 これは面白かった。子供の心理と父親の心理を上手く融合させた話。 最後読み終わったあと二人に拍手を贈りたかった~!! そのほかの短編はふつ~に面白かった。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品