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宮沢賢治をめぐる冒険 水や光や風のエコロジー
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宮沢賢治をめぐる冒険 水や光や風のエコロジー

高木仁三郎(著者), 高頭祥八

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宮沢賢治をめぐる冒険 水や光や風のエコロジー

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 社会思想社/
発売年月日 1995/04/30
JAN 9784390603898

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2012/06/13

(2012.06.13読了)(2012.06.08借入) 大船渡市立図書館に行くと宮沢賢治は、岩手県の生んだ偉人ということで、郷土資料のコーナーに読み切れないほどの宮沢賢治関連の資料が集めてありました。この本もそのコーナーから借りてきました。かみさんも宮沢賢治のファンなので、かみ...

(2012.06.13読了)(2012.06.08借入) 大船渡市立図書館に行くと宮沢賢治は、岩手県の生んだ偉人ということで、郷土資料のコーナーに読み切れないほどの宮沢賢治関連の資料が集めてありました。この本もそのコーナーから借りてきました。かみさんも宮沢賢治のファンなので、かみさんの本棚にもたくさん宮沢賢治に関する本があるのですが、ついついよその読みやすそうな方に手が伸びてしまいます。少しずつ手近のも読んでゆきます。 この本は、「賢治にことよせて、私(高木仁三郎)の科学論と自然論をエッセイ風に書いた形になっていて」というものです。第一話と第二話は、講演をまとめたものです。 宮沢賢治と高木仁三郎に同じくらい興味があるという方にお勧めです。 【目次】 第一話 賢治をめぐる水の世界 第二話 科学者としての賢治 第三話 「雨ニモマケズ」と私 あとがき ●「種山と種山ヶ原」(9頁) じつにわたくしは水や風やそれらの核の一部分でそれをわたくしが感ずることは水や光や風ぜんたいがわたくしなのだ。 ●純粋な水(19頁) 「純粋な水」というものを得ることがほとんど不可能だ どんな手段で水を作ったり精製したりしても、器に容れる段階で必ず器の素材物質の一部を溶かし込んでしまって、一定の不純物が入り、それによって一定の性質を持ってしまう。 ●「雁の童子」(44頁) 雁の童子というのは、いってみれば天にも行ききれず、地上の人間の世界にも十分に住み切れなくて、天と地の間をさまよっているといいますか、生と死の間を繋がっているわけですね。雁の童子というのは、そういう生きる悲しみ、死ぬことの悲しみ、その両方を負ってしまったような存在です。 ●自然と人間(52頁) 自然の大きな全体というのがあって、人間はそれに取り巻かれた一員でしかないんです。人間があって環境があるのではない。全体があって、その一部に、点のような存在として人間がある。 ●放射能汚染(91頁) 岩石の中の放射のを測るために非常に感度のいい検出器を開発したら、環境がすでにものすごく放射能で汚れていることが見えてきました。 宇宙の昔に生まれた放射能を測りたいと思っても、核実験やアイソトープ利用というのが始まっていて、しかもあとからは原子力発電も始まったわけで、それから出てくる放射能の汚れのほうが強くて、宇宙の歴史を調べるのに邪魔になってしょうがないのです。 ●安全に生きられる(104頁) 私が考えてきたのは、本当にみんなが共に、安全に生きられるような科学や技術を作っていきたいということなのです。 ●エコロジー(105頁) 人間の生き方の基本を、人間がほかの生き物たちと共に生きるところに置く。そうでない限りこの地球の全体、生態系といいますか、生命の場を保つことができないし、人間そのものもその中で自由に創造的に生きてゆくことができません。 ●「グスコーブドリの伝記」(117頁) カルボナート火山を噴火させてしまえば、炭酸ガスが出ることによって温暖化が起こって冷害が防げるのではないか (噴火によって吹き上げられたチリが上空に漂い、日光を妨げ、寒冷化する可能性もあるのでは) 斎藤文一著『宮澤賢治と銀河体験』 ☆宮沢賢治の本(既読) 「新編 宮沢賢治詩集」宮沢賢治著、角川文庫、1953.12.20 「注文の多い料理店」宮沢賢治著、角川文庫、1956.05.20 「セロ弾きのゴーシュ」宮沢賢治著、角川文庫、1969.02.10 「銀河鉄道の夜」宮沢賢治著、角川文庫、1969.07.20 「宮沢賢治の愛」境忠一著、主婦の友社、1978.03.30 「兄のトランク」宮澤清六著、筑摩書房、1987.09.20 「ふれあいの人々」森荘巳池著、熊谷印刷、1988.10.10 「教師宮沢賢治のしごと」畑山博著、小学館、1988.11.20 「それぞれの賢治」澤口たまみ著、世界文化社、1992.11.20 「わが心の銀河鉄道」那須真知子原作・鈴木俊介著、角川文庫、1996.09.25 「宮沢賢治『銀河鉄道の夜』」ロジャー・パルバース著、NHK出版、2011.12.01 ☆高木仁三郎さんの本(既読) 「食卓にあがった死の灰」高木仁三郎・渡辺美紀子著、講談社現代新書、1990.02.20 「マリー・キュリーが考えたこと」高木仁三郎著、岩波ジュニア新書、1992.02.20 「原子力神話からの解放」高木仁三郎著、光文社、2000.08.30 「原発事故はなぜくりかえすのか」高木仁三郎著、岩波新書、2000.12.20 (2012年6月13日・記)

Posted by ブクログ

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