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本を読む人 片岡義男エッセイ・コレクション
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本を読む人 片岡義男エッセイ・コレクション

片岡義男(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 太田出版
発売年月日 1995/06/10
JAN 9784872332100

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商品レビュー

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2022/08/10

読書は自分との対話だ、と片岡義男は語る。だが、片岡にとっては書くこともまた「自己内対話」ではないだろうか。この書評・エッセイ集の中で彼は実に雄弁に読書について(つまり読んだ本や読書の作法などについて)語る。そのくどいほどの思考の「解きほぐし」の過程はそのまま、片岡自身の中で思考が...

読書は自分との対話だ、と片岡義男は語る。だが、片岡にとっては書くこともまた「自己内対話」ではないだろうか。この書評・エッセイ集の中で彼は実に雄弁に読書について(つまり読んだ本や読書の作法などについて)語る。そのくどいほどの思考の「解きほぐし」の過程はそのまま、片岡自身の中で思考がどう固まっていくかを実況したものとしても成立しているように思う。いわば「メイキング・オブ・片岡義男」な1冊なのかもしれない。それにしても、相手を女性として設定した対話形式のエッセイが並んでいるがフェミニストたちは彼をどう読むのか?

Posted by ブクログ

2017/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

80年代から90年代にかけて書かれた、主にアメリカの小説にまつわる書評だったり、著者自身の本や読書との関係にまつわるエッセイだ。10年の間、さまざまな媒体に掲載されたものを、編集者が大くくりに3つの章立てでまとめたもの。従い内容や体裁に、あまり統一感はない(要らないっちゃぁ要らないけど)。  読んだことのない作品の書評はほとんど斜め読みだ。そもそも著者は原書で、米語で読んでいて、翻訳が日本で出ていないものが大半、いや8割、9割というイメージ。本書で紹介している本に然程興味はそそられなかった(TBSブリタニカから出ているという『自転車に乗って』は読んでみようかな)。  時代もあるが、とにかく憧れのアメリカ、アメリカン・ライフ礼賛、夢の西海岸カリフォルニア感が横溢した、なんとも良い時代だったなあという感慨に耽る。 「あらゆる夢が現実となる場所として、人々が思い描く究極の土地がカリフォルニアだ、という言い方が昔からある。」 「アメリカは、ファミリーの国だ。アメリカでもっとも大切なのは、アメリカに生まれた自分が、出来るだけアメリカ人になるように、いつもたいへんな努力を続けることだ。」  こうしたアメリカ人の考え方、生き方をつづった小説たちを次々と紹介していく。とにかく当時、”世界”と言えばアメリカだったんだろうなぁ。あの頃はそれで読者も飛びついたのだろう。  おそらく今の世に出しても、人々の目が世界のあらゆる国に向いていて、こんなアメリカ一辺倒の書評集じゃ一部のファンしか読まないのではないだろうか。少なくとも自分は、ヨーロッパやアジアの作品のほうに興味を覚える(というほど洋書翻訳ものは読まないけど)。  いずれにせよ、価値観が多様化し、多くの文化に触れる地合いが拡がり、今はいい時代になったのかもしれない。当時とは隔世の感がある。  こんな記述も面白い。 「それから20年以上が経過し、地球はいよいよ危ない。およそ考えられるありとあらゆる汚染と破戒をその小さな体に受けて、地球は息もたえだえだ。このままあと10年もたてば、地球をみとることになるだろう。僕にとっての思い出の旅は、そのときに完結する。 」  ”このままあと10年”というは、20世紀末あたりを想定してのことだろう。果たして、21世紀を迎えても地球はご臨終とはなっていない。もちろん大気汚染や温暖化に対する方策を採ってきたというのもあろうけど、人間が思うほど、地球は小さくない。人のささやかな営みでその寿命が左右されるほどヤワじゃない気がする。  ただ、当時は、人が尊大化し、特に日本はバブルに向かってまっしぐらに右肩上がりで邁進していた時代だ、自分たちの一挙手一投足で、この惑星の生殺与奪にさえ影響を及ぼせるのだと大いなる勘違いをしていたような気がする。  そんな30年以上前の文章に触れ、当時を懐かしく思い出すことができた。著者の文章と触れあい、こうした様々な思い、考えを巡らせることが出来た。これは著者のいう読書の楽しみでもあろうなと大いに実感できもした。  「本を読みつつ、その人は、頭のなかにじつにさまざまなことを記憶のなかから呼びもどしつつ、読んでいくのです。」 「読者の頭は、補完作業をしてくれています。(中略)その補完作業は、じつはきわめて創造的な頭脳行為だからです。」 「本を読む、という行為のもっとも面白い部分は、ここだと思います。」  大いに賛同!

Posted by ブクログ

2012/02/22

98 アメリカの作家たちの小説、特に女性作家たちの作品は共通のテーマを含んでいるように思える。再読。

Posted by ブクログ

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