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果てしなき山稜 襟裳岬から宗谷岬へ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白山書房 |
発売年月日 | 1995/05/01 |
JAN | 9784938492700 |
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果てしなき山稜
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
襟裳岬から厳冬期に日高山脈を抜けて宗谷岬まで北海道の山々を踏破した記録。 著者がなぜこの旅を決意したのか...。言葉でうまく説明できない(しようとする意味も見いだせない)もので人間の心の芯から湧き出てくる強い「何か」、自分にも似たようなものがあるなあと思う。それがよくわからない...
襟裳岬から厳冬期に日高山脈を抜けて宗谷岬まで北海道の山々を踏破した記録。 著者がなぜこの旅を決意したのか...。言葉でうまく説明できない(しようとする意味も見いだせない)もので人間の心の芯から湧き出てくる強い「何か」、自分にも似たようなものがあるなあと思う。それがよくわからないのだけどアクションに踏み切る「何か」...。 厳冬期の悪天のカムエクでビバーク、夏でも険しく細尾根だから冬はどんな世界なのだろう...、雪庇踏み抜きの怖さはめちゃくちゃ伝わってきた。あとは天塩岳付近の山々を山ボードでいつか巡ってみたいなと思いました。
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冒険心が抑えられなくなって、ついに北海道の“背骨”を厳冬期に歩き通してしまった著者の記録である。 冒険野郎、さぞや強靱な精神と体力で困難に立ち向かう…!みたいなシーンの連続かと思いきや、意外に逡巡と懊悩の記録であったりする。 なんのために歩くのか…いい歳してこんなことしててい...
冒険心が抑えられなくなって、ついに北海道の“背骨”を厳冬期に歩き通してしまった著者の記録である。 冒険野郎、さぞや強靱な精神と体力で困難に立ち向かう…!みたいなシーンの連続かと思いきや、意外に逡巡と懊悩の記録であったりする。 なんのために歩くのか…いい歳してこんなことしてていいのか…風雪イヤだ、雪庇怖い…そんな率直な吐露に対しては、いわゆる“女々しい”みたいな形容さえ思い浮かぶ。 そして襟裳を発って五カ月。宗谷岬へ着いた著者の心に訪れたのは、達成感でも満足感でもなく、ただ虚脱感だった…。 ゴールに何かがあるのではなく、歩くことそのものが目的である。というのは、すべての山行に共通する気分ではないだろうか。 どんなに道が険しくても、文字通り死ぬ目に遭っても、頂上(ゴール)に立った途端に心は「次」を向いている。 著者はあるとき夢に見る。 誰かが「死に場所を探しに行くみたいだなぁ」と言った。 「いや、生きる場所を探しにいくんだ」と、僕はしっかりと言い返した。 ヤマ歩きって、つくづく因果な趣味だよなぁ。
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