1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

綺堂むかし語り 光文社文庫

岡本綺堂(著者)

追加する に追加する

定価 ¥620

¥550 定価より70円(11%)おトク

獲得ポイント5P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/
発売年月日 1995/08/20
JAN 9784334720971

綺堂むかし語り

¥550

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/03/04

明治から大正、昭和初期の時代の随筆集。関東大震災前の、江戸の風情の残る湯屋や遊びの描写が興味深い。日清、日露戦争の従軍記者として大陸で過ごす随筆は、まだほのぼのとした雰囲気だ。明治41年の修善寺は、著者の暑中休暇を綴る。明治43年には漱石の修善寺大患という出来事があるのだが、同時...

明治から大正、昭和初期の時代の随筆集。関東大震災前の、江戸の風情の残る湯屋や遊びの描写が興味深い。日清、日露戦争の従軍記者として大陸で過ごす随筆は、まだほのぼのとした雰囲気だ。明治41年の修善寺は、著者の暑中休暇を綴る。明治43年には漱石の修善寺大患という出来事があるのだが、同時代の作家の動向がないのが不思議である。やはり私は「回想・半七捕物帳」が最も興味深かった。

Posted by ブクログ

2012/02/05

「この春、インフルエンザが流行した」とか「フランス行ったらストライキで困った」とか「麻布十番人多すぎ、いや道玄坂も」とか、ん?現代?なんて思わず思ってしまうけれどこの岡本綺堂、生まれは明治。これも明治末期から昭和初期くらいのエッセイです。 「何でも見てやろう」がバックパッカーの...

「この春、インフルエンザが流行した」とか「フランス行ったらストライキで困った」とか「麻布十番人多すぎ、いや道玄坂も」とか、ん?現代?なんて思わず思ってしまうけれどこの岡本綺堂、生まれは明治。これも明治末期から昭和初期くらいのエッセイです。 「何でも見てやろう」がバックパッカーの合言葉になってたこともあるようですが、生まれた時代によっては何でも見てやろうどころじゃない。綺堂の記憶には西南戦争時の暴動、日清戦争、日露戦争(従軍記者として参加)、一次大戦直後のフランス(しかもヴェルサイユ会議の年)、関東大震災…。不謹慎だけど生まれたのが当たり年なんでしょうね。「何でも見てやろう」の連中なんてどんなに悔しくても敵わないかと。 西郷関連商品が大ヒットしてたことや、フランスの元戦場でドイツ兵のヘルメットを模したお土産が売られていたこと、日清戦争と日露戦争での従軍記者の様子(日清戦争では子規も従軍記者だったね)とか参考になること多すぎです。書ききれない。この時代の随筆はやっぱり発見が多々。 麻布十番狸が通る、子供の歌。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品