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江戸ふしぎ草子
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江戸ふしぎ草子

海野弘(著者)

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江戸ふしぎ草子

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社/
発売年月日 1995/08/25
JAN 9784309010045

江戸ふしぎ草子

¥220

商品レビュー

2.8

5件のお客様レビュー

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2019/03/02

20編にわたる江戸時代の庶民の話を 綿密に調べられた史実に海野弘が温かい命を吹き込んだ作品。 あの資生堂の冊子、『花椿』の連載された「にっぽん草子」を 改題して本にまとめあげた作品です。 結び人、煙芸師、神足歩行師、鋳物師、女画家、深川の悪婆、 蠅取り武士、穴掘...

20編にわたる江戸時代の庶民の話を 綿密に調べられた史実に海野弘が温かい命を吹き込んだ作品。 あの資生堂の冊子、『花椿』の連載された「にっぽん草子」を 改題して本にまとめあげた作品です。 結び人、煙芸師、神足歩行師、鋳物師、女画家、深川の悪婆、 蠅取り武士、穴掘りの意地、経師屋、花火師、松前風流女、 甘酒売り、的人、生人形師、などなど。。。 ほろりとくるような人情ばなしや、「ほう、そんなことが、、、」と 驚くような史実など、短くまとめられた話は飽きる事が無い。 特にお気に入りが、『花火師』    西洋の花火に見せられ、 密かに実験して見つかり鍵屋を破門にされた花火師が 秩父の田舎の山村で、村人に見せたやりたいと強く請われ、 当時江戸以外では御法度だった花火を地方で打ち上げるはなし。 当時、村よりでる事も無く、行商人からの話でしか知らない江戸の大花火を 生まれて始めて見て、村人たちがどんなに驚いて喜んだか、 又花火師の一世一代の花火に寄せる大きな拍手と賛辞に 身震いするほどの花火師の幸福感。花火師は花火があがったという 噂に調べる役人たちから逃れるため、隠密に逃がされて 結局は村人が狐に化かされたのであろうという話になった。。。。という話。 江戸時代の人々の息づかいが感じられた本だった。 楽しいシリーズは他にも何冊か。いかがでしょうか?

Posted by ブクログ

2018/02/12

資生堂の「花椿」に連載していた「にっぽん草紙」の単行本。江戸時代の人々の日常や不思議な話を綴ったもの。短編なのですごく読みやすかった。この本のシリーズはみな面白く朝読にぴったり。「結び人」、「甘酒売り」が好き。

Posted by ブクログ

2013/07/18

紐や帯だけでなく、男と女を繋ぐ糸も結んでは解いてみせる『結び人』。 文明開化の波の中に消えた『神足歩行術』。 幕末の動乱のなかを旅し、絵を描き続けた『女絵師』。 秩父の山中で花火を打ち上げようとする『花火師』。 将棋に夢中になり、嫁にいかぬと言い切る姫君を負かす役目を負った『将棋...

紐や帯だけでなく、男と女を繋ぐ糸も結んでは解いてみせる『結び人』。 文明開化の波の中に消えた『神足歩行術』。 幕末の動乱のなかを旅し、絵を描き続けた『女絵師』。 秩父の山中で花火を打ち上げようとする『花火師』。 将棋に夢中になり、嫁にいかぬと言い切る姫君を負かす役目を負った『将棋指し』。 望みの夢を見ることができるという枕を売り歩く『枕売り』。 煙芸師、鋳物師、経師屋、甘酒売り、的人、富突、生人形師、仕組屋、俳諧飛脚……現代ではあまり知られていないけれど、かつて確かに存在した職業、その職人たち。 彼らを中心に、庶民の日常の機微を静かに描く江戸のおとぎ話。 調べてみると本当に沢山、細々とした職業があって驚かされる江戸時代。 この本にも現代には失われてしまった、でもつながりは何かにしっかりと残っているような職業が沢山描かれています。 それでもほんの一部に過ぎません。 海野先生の書かれる文章は平易で優しいので、時代劇初心者にオススメ。

Posted by ブクログ

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