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女(7) 女 遠藤周作歴史小説集7
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社/ |
| 発売年月日 | 1995/05/20 |
| JAN | 9784062618076 |

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商品レビュー
3.3
6件のお客様レビュー
信長の妹のお市からはじまり、秀吉の側室、茶々、さらには大奥の女たちを描いている。まさに男社会に寄り添いつづけた女の覚悟、執念の片鱗がうかがえた。死は今よりも身近なものであって、短い一生にどう生きるか、その信念はひとりひとり凄まじいものがあったのだろう。江戸時代は平和な100年と言...
信長の妹のお市からはじまり、秀吉の側室、茶々、さらには大奥の女たちを描いている。まさに男社会に寄り添いつづけた女の覚悟、執念の片鱗がうかがえた。死は今よりも身近なものであって、短い一生にどう生きるか、その信念はひとりひとり凄まじいものがあったのだろう。江戸時代は平和な100年と言われるが、どうしてどうして。お上はアブノーマルすぎる。綱吉ではなく桂昌院が生類憐みの令を発したのだとは知らなんだ。それにしても歴史好きな遠藤周作は、それが高じて小説に書かざるを得ないところまでいくのがすごい。小説の取材のためではなく、純粋に趣味で史跡等を訪れているのだから。マリー・アントワネットやイエスもそうだが、どんなに遠い、アイコン化した人物も、思わず親しみを覚えてしまうような表し様。飽きずに読了できたのは、シンプルながらも惹き込ませる文章力があればこそだ。私も戦国~江戸時代に興味をもった。学校で習うものより、人物が生きて飛び出す小説はおもしろい。
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この作品は、戦国時代(信長時代)の永禄年間(1570ごろ)に始まり、江戸後期の徳川十二代将軍家慶の治政下(1837~53)で終わる。じつに300年近い時の流れが、この作品の背景となっている。こうした長い年月を背景にした歴史小説は、他の遠藤作品には見られない。この作品は女の目から歴...
この作品は、戦国時代(信長時代)の永禄年間(1570ごろ)に始まり、江戸後期の徳川十二代将軍家慶の治政下(1837~53)で終わる。じつに300年近い時の流れが、この作品の背景となっている。こうした長い年月を背景にした歴史小説は、他の遠藤作品には見られない。この作品は女の目から歴史である。そしてこれまでの遠藤作品には見られない「無常観」が流れている。確かに、お市の執念、それをうけた淀の方の執念。怨敵秀吉に身をまかせつつ淀の心に生じた微妙な揺れ、大奥のなかでの権勢を求めて変貌していく女性の心理―といったものを描いてはいるが、深くは追及していない。島原の乱や、シドッチと最後の切支丹長介とおはるの話なども挿入されてはいるが、神への問いかけは希薄である。この作品には、これまでの作者には見られない「無常観」が流れている。どの様な生き方をしようとも、人の一生は、結局は時の流れの一齣にすぎない。そうした人の世の無常の対極にあるのが、時を経ても変わることのない清水谷の清らかな流れであり、小鳥たちのさえずりなのだ。そして「この世は夢幻」という加代の思いが、まさに「無常」を象徴しているといえよう。
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遠藤周作氏は大好きな作家で「反逆」「イエスの生涯」「キリストの誕生」「死海のほとり」「沈黙」「海と毒薬」など傑作は数多いけど、個人的には氏の歴史小説が好き。 この「女」は信長の側室吉乃→お市の方→茶々および浅井三姉妹→春日局→桂昌院→絵島。 NHKの大河ドラマの「お江」はこの小説...
遠藤周作氏は大好きな作家で「反逆」「イエスの生涯」「キリストの誕生」「死海のほとり」「沈黙」「海と毒薬」など傑作は数多いけど、個人的には氏の歴史小説が好き。 この「女」は信長の側室吉乃→お市の方→茶々および浅井三姉妹→春日局→桂昌院→絵島。 NHKの大河ドラマの「お江」はこの小説を下敷きしたらもっとよいものになったと思うのに…。 常々申すようによっちんは「浅井三姉妹」の業の深さにたまらない魅力を感じます。 読み物としてとても楽しめました。
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