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海を感じる時 水平線上にて 講談社文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1995/03/14 |
JAN | 9784061963153 |
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海を感じる時 水平線上にて
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商品レビュー
3.2
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『海を感じる時』 一回目(2021/12/09) くだらないことをしたことがないからわからない という母の言葉は先に死んでしまった父への憎しみや愛が行く先がないがゆえに、証明ができないがゆえにどす黒いものになってしまった、そこから生まれた言葉に思えた。自分の言葉で自分を正し、証明し、守ろうとしているように捉えた。 自分の純潔さは娘にも求めるものとなる。なんたってあの人と自分の子供であり、何より娘の不出来は自分にも影響があるから。 父が死んでから起こった親族とのいざこざで父に対する生前の愛は濁ったのだと思う。恨んでも何処にも吐口がないならそれはその血を持つ娘に行くのだろう。 もう死んでしまった人に対し愛情があったかも分からない。先に死にやがってって気持ちだって湧いてくる。自分で自分を守ることが正当にできない女ゆえの抵抗に苦しさを覚えた。強く、世間的に正しいとされるルートを辿るには難しいことが多い。 固執し続けるのはとても気持ちが悪いが分からなくもないから痛々しく思う。
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タイトルにひかれ、十代の時学校の図書室で読んだ。こんなに濃い内容と知らずに。今思えばこういうのが学校にあったんだ。著者が18歳で書かれたという描写に驚いた。恋愛が満たすものはなにか。後に映画となり、池松壮亮さんがあまりにもはまり役だとおもった。
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映画を観てから試しに読んでみたら、映画とは大きく違っていて原作がとても好き。 映画のエロさを期待したら原作は物足りないかもしれない。 映画は言葉は古いのに出で立ちは現代でちぐはぐだったしかもセックスのシーンばかり、主人公ふたりが暴力的な阿呆に見えたけれど原作だと優しさや苦悩や狂...
映画を観てから試しに読んでみたら、映画とは大きく違っていて原作がとても好き。 映画のエロさを期待したら原作は物足りないかもしれない。 映画は言葉は古いのに出で立ちは現代でちぐはぐだったしかもセックスのシーンばかり、主人公ふたりが暴力的な阿呆に見えたけれど原作だと優しさや苦悩や狂気がわかりやすくて面白かった。 ただ終わりかたが突然で全体的に短く、すこし物足りない。 しかしどうして原作の良さである繊細さを映画にしなかったんだろう〜なぜ官能的な映画にしたんだろうと悔やまれる。
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