後藤純男画集

後藤純男(著者)

• 販売会社／発売会社: ビジョン企画出版社
• 発売年月日: 1995/09/05
• JAN: 9784938249465

商品レビュー

2018/05/05

数年前にとある美術館で出会ってから、後藤純男や日本画に魅了されています。
言葉にはできない美しさや魅力に、日々励まされ力をもらっています。
画家の人生や生き様なども知ることで、更に作品への思いが深まる感じがします。
自分にとっても思い入れのある、中国や日本各地の作品があり、色々な記憶や思いとともに鑑賞できる幸せを感じます。

2012/01/21

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【展覧会】
後藤純男展　画業60年
主催：読売新聞社
会場：そごう美術館
会期：2012年1月2日（月・祝振）～25日（水）
入館料：大人900円
入館日：2012年1月17日（火）

「本展は、後藤純男美術館開館15周年、後藤の画業60年を記念して開かれるもので、同館の所蔵品を中心に、画家が生涯追求している3つの主要なテ一マである北海道風景、大和路、中国風景を描いた大作を中心に38点、素描15点展覧いたします。」(ホームページより)

横浜美術館に出かける前に、そごう美術館では何をやっているかを調べたら、この展覧会だったので、ついでに寄ってみました。
横浜美術館からそごう美術館への移動は、JRにしました。横浜美術館からJR桜木町駅まではちょっと歩くけど、動く歩道もあるし、と思って向かったのですが、動く歩道は、途中から桜木町からランドマークタワーへ向かう側しか動いていませんでした。工事中のようです。
後藤純男さんの絵は、今まで意識したこともなく、まとめて見たこともないような気がします。まあ、いわば白紙の状態です。
会場に入って、その絵の迫力に圧倒されました。
最初のコーナーは、北海道風景です。層雲峡が好きなのだそうで、崖が描いてあるのですが、見事です。大型の風景画の多くに横に走る白の点線が走っているのですが、後藤さんの工夫だそうです。張りつめた空気が伝わるということです。
絵の表現というのは実に不思議です。
二番目のコーナーは、大和寺です。雪景色の寺院、紅葉の寺院、等、見ていて飽きない作品です。
三番目が、中国風景です。横の長さが12メートルあるという｢雲海黄山雨晴｣には、驚かされます。雲に見え隠れする岩山が果てしなく続いています。左端には、雲海の向こうに夕日?が見えます。
中国の水路沿いの農村風景では、あまり描くことのない人物が描き込んであり、長閑さが伝わります。
後藤純男さんを覚えておきましょう。すごいものを見せてもらいました。
(2012年1月21日・記)