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鎌倉新仏教の誕生 勧進・穢れ・破戒の中世 講談社現代新書
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鎌倉新仏教の誕生 勧進・穢れ・破戒の中世 講談社現代新書

松尾剛次(著者)

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鎌倉新仏教の誕生 勧進・穢れ・破戒の中世 講談社現代新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1995/10/20
JAN 9784061492738

鎌倉新仏教の誕生

¥440

商品レビュー

4

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2019/10/23

黒田俊雄の顕密体制論の提唱以来、いわゆる鎌倉新仏教の理解に大きな進展がもたらされましたが、現在でも一般には旧来の理解が定着しています。本書は、著者自身のこれまでの研究成果を踏まえながら、鎌倉新仏教の革新性についての一般の読者に向けたわかりやすい解説がなされています。 著者は、法...

黒田俊雄の顕密体制論の提唱以来、いわゆる鎌倉新仏教の理解に大きな進展がもたらされましたが、現在でも一般には旧来の理解が定着しています。本書は、著者自身のこれまでの研究成果を踏まえながら、鎌倉新仏教の革新性についての一般の読者に向けたわかりやすい解説がなされています。 著者は、法然、親鸞、道元、日蓮といったいわゆる鎌倉新仏教の祖師とされる僧とともに、明恵や叡尊、忍性といったいわゆる旧仏教内の改革派とされる僧たちが、官僧の身分を離脱した「遁世僧」であったことに着目します。当時の仏教界において、官僧は鎮護国家のための祈祷をおこない、「穢れ」を忌避する意識が彼らのあいだに強く存在していました。これに対して、こうした世紀の仏教から自由になった遁世僧たちは、官僧たちがおこなうことのなかった非人や死者、女人の救済に手を差し伸べていたと著者は論じています。 さらに著者は、中世都市の成立によって「個」の意識の高まり、そうした都市に暮らす民衆たちによって遁世僧が支持されていたという社会的な背景があったことを指摘しています。

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2010/12/14

[ 内容 ] 法然、親鸞、道元、叡尊ら続々登場した祖師は何を救済しようとしたのか。 “官僧・遁世僧”という独自の視点から解く。 [ 目次 ] 第1章 官僧と遁世僧 第2章 白衣と黒衣―袈裟の色のシンボリズム 第3章 勧進の世紀 第4章 非人救済 第5章 葬送の論理―死者の救済 ...

[ 内容 ] 法然、親鸞、道元、叡尊ら続々登場した祖師は何を救済しようとしたのか。 “官僧・遁世僧”という独自の視点から解く。 [ 目次 ] 第1章 官僧と遁世僧 第2章 白衣と黒衣―袈裟の色のシンボリズム 第3章 勧進の世紀 第4章 非人救済 第5章 葬送の論理―死者の救済 第6章 女人救済 第7章 鎌倉新仏教の思想―新鸞と叡尊 第8章 中世都市の成立と「個」の自覚 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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