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美女の図像学
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美女の図像学

川本皓嗣(編者)

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美女の図像学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 思文閣出版/
発売年月日 1994/03/15
JAN 9784784208203

美女の図像学

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2013/08/15

「光の女」(佐伯順子)は、小野小町から始まり、衣通姫という日本書紀の衣を通して光輝くほど比類ない美しさが描かれているこころから話が始まる。かぐや姫、楊貴妃も同じコンセプトですね。日本の美女の記述ではどのように美しいのか、容貌そのものの描写が無いのが特徴!?「ヒロインの図像学」(尹...

「光の女」(佐伯順子)は、小野小町から始まり、衣通姫という日本書紀の衣を通して光輝くほど比類ない美しさが描かれているこころから話が始まる。かぐや姫、楊貴妃も同じコンセプトですね。日本の美女の記述ではどのように美しいのか、容貌そのものの描写が無いのが特徴!?「ヒロインの図像学」(尹相仁)は漱石の美人イメージが英国詩の影響を受けて具体的であることが書かれています。漱石的美女は美弥子、藤尾などイメージがありますね。漱石に髪の描写が多いのは面白いことです。「影の女」は泉鏡花、「ムスメたちの系譜」は蝶々夫人の例などが詳しいですが、あまり好きな話ではありません。「朦朧の美学」(張競)は中国の文章に見る美人像が面白いです。明眸、蛾媚、翠羽、皓歯、皓腕、紅袖、柳腰などの美人の表現が過去の故事に基づき、ステレオタイプな決まり文句が繰り返されていながら単調な重複と感じさせずに芸術性を保つのは何故か?特に六朝文学に多い「典故」が特殊な修辞法で、作品創作と理解の根本であるとの考え方は日本でもないことです。具体的な描写が少ないのは日本と同じかも知れません。

Posted by ブクログ

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