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いま「ヨーロッパ」が崩壊する(上) 殺し合いが「市民」を生んだ カッパ・サイエンス
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いま「ヨーロッパ」が崩壊する(上) 殺し合いが「市民」を生んだ カッパ・サイエンス

栗本慎一郎(著者), 阿部謹也(著者), 樺山紘一(著者), 河上倫逸(著者)

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いま「ヨーロッパ」が崩壊する(上) 殺し合いが「市民」を生んだ カッパ・サイエンス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/
発売年月日 1994/01/30
JAN 9784334060817

いま「ヨーロッパ」が崩壊する(上)

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2014/08/02

「栗本慎一郎「自由大学」講義録」の第1弾上巻。1993年春学期の講義をまとめています。 阿部謹也の「日本に西欧型「社会」は存在するか」では、欧米的な「社会」とは異なる、「世間」という規範がいまだ日本人の思考法を支配していることが語られます。 樺山紘一の「現代ヨーロッパを解く鍵...

「栗本慎一郎「自由大学」講義録」の第1弾上巻。1993年春学期の講義をまとめています。 阿部謹也の「日本に西欧型「社会」は存在するか」では、欧米的な「社会」とは異なる、「世間」という規範がいまだ日本人の思考法を支配していることが語られます。 樺山紘一の「現代ヨーロッパを解く鍵は、中世にある」では、ヨーロッパ中世の社会で決闘や戦争が一定のルールにのっとっておこなわれていたことを解説し、現代のヨーロッパとは異なる法慣習が存在していたことを明らかにしています。 河上倫逸の「戦わざる者、「市民」にあらず」では、ギリシア時代以来のヨーロッパでは都市が国家であり、城壁のうちに生きる市民はいつでも武器を取って戦うことに備えていたことが解説されています。 いずれの講義でも、ヨーロッパで発祥した市民社会的な価値がなんら普遍的なものではなかったということが示されており、市民社会を相対化することがめざされていると言ってよいのではないかと思います。

Posted by ブクログ

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