ワルガキ、生き霊を追って走る！ 地獄堂霊界通信 ジュニア文学館6

香月日輪(著者), 前嶋昭人

• 販売会社／発売会社: ポプラ社
• 発売年月日: 1994/12/01
• JAN: 9784591046425

商品レビュー

2011/04/09

これには「死に部屋」と「ワルガキ、生霊を追って走る！」の好きな二本が収録されている話です～。
「死に部屋」では、てつしの兄、竜也兄登場。
身内軒並み、竜也兄が大好きです(笑)
ふところの大きい漢前、が竜也兄だもんな。
今でも彼が中学生だということを忘れてしまう…。
しかし、香月さんの描いている竜也兄のてつしに対する甘さは、原作の比ではないらしいですよ(笑)
ベタ甘。
もう微笑ましい域を超えるくらい！

そして「生霊を追って走る！」はデビュー作の女の幽霊に対して感じだ物悲しさに近いものがありますが、ラストを迎えた三人悪のそれぞれの感情に、今回の再読でも泣きました。
怖いのには慣れるけど、哀しいのには慣れないなぁ…。
大好きな一冊です！

2009/12/16

地獄堂霊界通信シリーズ第2作。
「死に部屋」「生き霊を追って走る！」収録。
「死に部屋」では、てつしの兄、竜也が入院した病室の幽霊と、てつし達が持っている能力を精一杯使ってたたかう話。「生き霊を～」は、生首が描かれ怨念の詰まった掛け軸から抜け出す生首から、ミッタンこと三田村巡査を救う話。
1巻目で、地蔵菩薩と文殊菩薩、そして不動明王尊の力をもらったてつし達が、今度は符呪を使って術師として妖怪たちと対決出来るようになります。