変わる消費者、変わる商品 消費財の開発とマーケティング 中公新書1186

陸正(著者)

• 販売会社／発売会社: 中央公論社
• 発売年月日: 1994/05/25
• JAN: 9784121011862

商品レビュー

2010/05/28

消費者の求めるものも…

[文庫ＯＦＦ]

消費者の求めるものも刻一刻と変化しているから対応できるかも勝負だと思った。

2013/01/13

マーケティングほどむつかしい仕事はない。
それを具体的事例で勉強することによって、
いま起こっている問題をつかむ必要がある。

「消費者の潜在的な要求を掘り起こして、
　新製品の開発をすることは企業の社会的使命である。」
「もし利益を上げられないのなら新製品を開発する意味はない。
利益こそ企業がその事業にとどまることを可能にする。
市場機会すなわち新市場の大きさは、
利益を予測する決定的な要素である。」　

アメリカの大量消費時代と日本の大量消費時代が、４０年遅れた。
アメリカのミニスカートが流行ったのが、１９２０年秋
日本のミニスカートが流行ったのが、１９６６年。　４４年遅れた。

１，消費者は新しいニーズをもっているのか？
　→消費者の新の要求と問題点をつかんでいる。
２，会社は新製品を開発しうる科学的・技術的能力を持っているのか？
→消費者の要求を満足させ、問題点を解決する技術能力を持っている。
３，利益を生み出すにたる大きさの潜在的な市場があるのか？
→アイデアから現実に大量生産にもって行くにようする投資を
　回収しうる十分に大きな潜在市場がある。

考察してみると。
○管理職とは何をすべきなのか？

１　「自分で問題点を発見し、目標を設定し、克服していく。」
２　計画をたてる。「目標」のないところに、勝算はない。　　　　３ 品質の基準を作るのは、管理者である。
　　Quality makes money. →「品質は、金を生み出す（儲ける）。」
４　先を読む。
　　仕事の「後始末」ではなく、仕事の「前始末」をする事。　
５　効率よく働くために、みんなの能力を引き出す。
　　短時間に多くの仕事をしっかりこなし、仕事の密度を濃くする。
　　ひとつの仕事をひとりがやるという考え方をあらためる。
６　会社の目的は、利益を上げることであり、そのために、
　　全知全能を傾注する。

一生懸命働き、たくさんの時間働いたとしても、
成果が上がらなければ、業績とはならない。
成果を上げることは習得できるが、教わることはできない。
あくまでも、自分で成し遂げるしかない。