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意味と他者性
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意味と他者性

大澤真幸(著者)

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意味と他者性

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 勁草書房/
発売年月日 1994/11/30
JAN 9784326152964

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2019/09/18

第三者の審級という概念を知りたくて読んだ。途中で作者が提案する内向性、外向性の概念は、他者の存在を理解する上で参考になった。りんごとは外界に位置する物体ではなく認識されたりんごである、という認知論を前提として、私とは世界の境界線だという。そして、私が認知する諸概念とは、心に内向す...

第三者の審級という概念を知りたくて読んだ。途中で作者が提案する内向性、外向性の概念は、他者の存在を理解する上で参考になった。りんごとは外界に位置する物体ではなく認識されたりんごである、という認知論を前提として、私とは世界の境界線だという。そして、私が認知する諸概念とは、心に内向する性質がある一方で、同じ心を持つ主体にも認知機能を働かせると、私の心から外向するのだという。これによって、心を持つ別主体は、私という世界の境界線の外に位置する、いわば他者となる。そして互いの境界線によって交流ができない、私と他者の間で共有化した規範(社会的なルール)を持つためには、規範化された第三者の媒介が必要なのだという。この仲立ちが第三者の審級なのだ、と理解した。確か家の近くのコメダで読んだ。煙草くさかった。 妥当な判断に基づく業務が問われる職員として、第三者というものをどう捉えればいいか、そのヒントがほしかったから本書を読んだのもある。

Posted by ブクログ

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