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猫たちの聖夜 ハヤカワ・ノヴェルズ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
| 発売年月日 | 1994/06/30 |
| JAN | 9784152078544 |
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猫たちの聖夜
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猫たちの聖夜
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商品レビュー
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やんちゃな雄猫フランシス探偵が殺し屋・グランダンドゥスを追究する話。 おぞましいシーンが多い。メンデルの法則懐かしい。 パスカルとのバディもの?? 猫族(フェリダエ)の気高さ、侮れない。猫の女神・バステトとか興味深い話も ユリウス・プレテリウス教授の研究。モルモットにされた猫がこ...
やんちゃな雄猫フランシス探偵が殺し屋・グランダンドゥスを追究する話。 おぞましいシーンが多い。メンデルの法則懐かしい。 パスカルとのバディもの?? 猫族(フェリダエ)の気高さ、侮れない。猫の女神・バステトとか興味深い話も ユリウス・プレテリウス教授の研究。モルモットにされた猫がこの小説の発端。 悲惨さ、生産さ、殺戮を真正面から描く。 この物語からカタルシスを感じるのは、希望を捨てないフランシスの存在ゆえか。 エピローグから 「…… だから殺し屋クラウダンドウスのこの物語もまた、片目で笑って、片目で泣いて終わることになる。どんな立場から見るかによって違ってくるだけだ。言わせてもらえば、ぼくは両方の見方をすっかり身につけた。もっともなことながら、クラウダンドゥスにはそれができなかったのだ。彼はこの世を恐ろしい場所と見た。一度として幸せになることもなく、また幸せになりようもなかった。人間を憎んでいた。この世のぜんぶを憎んでいた。クラウダンドゥスは、ぼくたちは誰もこの世のほんとうの姿を知らないと言った。そうじゃない、そんなになにもかも悪いわけじゃない。でもきびしく目を光らせていなければならないこともある。この世ってやつは、ときどきとんでもないゲームをすることがあるから。 ひょっとしたらぼくは楽天家にすぎ、クラウダンドゥスが人間から経験したような辛酸を舐めていないものだから、まわりの破局的な様相を楽観的に眺めてしまうのかもしれない。事実、あの殺し屋は、闇に取り巻かれ、闇をくぐり抜けてきたにもかかわらず、ものごとの真の姿をほんとうに深く見つめていた。彼が話したことの多くは、じっさい真実に驚くほど近かった。けれども、彼には希望と光への信念がけていた。そうなのだ、この脆い世界の中のこの脆い存在であるぼくたちが、もし希望と信念を失ってしまったら、いったいどうなってしまうんだ? だからぼくたちはきびしく目を光らせながら、希望を捨てないでいよう。そして悪に復讐するに悪をもってしたあの残酷な殺し屋のことを忘れずにいよう。悪魔教授プレテリウスは、正気に戻ったとき看破していた、「彼は無邪気な心を失ってしまったかに見える」と。そう、たぶんそれだったのだ。クラウダンドゥスのハンディキャップは、無邪気な心を失ったことだった。人間とおなじように。 でも、ぼくたちは無邪気さをじていよう。とりわけ人間たちは、動物の血を引いている以上、ほんのぽっちりではあるけれど自分たちにもまだ無邪気さが残っているということをけっして忘れないでほしい。クラウダンドゥスは「動物がいい人間で、人間が悪い動物だ」と言っていた。……」 「…… 「クラウダンドゥス は無邪気な心を失ってしまったかに見える」と。そう、たぶんそれだったのだ。クラウダンドゥスのハンディキャップは、無邪気な心を失ったことだった。人間とおなじように。 でも、ぼくたちは無邪気さをじていよう。とりわけ人間たちは、動物の血を引いている以上、ほんのぽっちりではあるけれど自分たちにもまだ無邪気さが残っているということをけっして忘れないでほしい。クラウダンドゥスは「動物がいい人間で、人間が悪い動物だ」と言っていた。よかろうと悪かろうと、ぼくたちは結局みんな動物だ。だから仲間意識を持ち、愛の中で出会いたい。……」
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殺されるのも猫、殺すのも猫、探偵も猫。 なにやらいわくつきらしい古い家に引っ越してきたフランシスは、庭に首を裂かれた猫の死体があるのを発見してしまう。現場に居合わせたメイン・クーンの青髭によるとこれで殺された猫は四匹目だそうだ。理屈屋フランシスがこの連続殺猫事件の謎に挑む。 ミステリーとしてはなかなか変わっている。キャラクターが猫なので人間にはない能力がどれほどまで事件とその解決に関係してくるかが、人間の読者としては計りづらいからである。よって状況的に誰が犯猫なのかというより、殺猫の動機から犯猫を導き出していく必要がある。そしてその動機って言うのが、やっぱり我々人間が認識している「猫」からは想像しがたい。というわけで謎解きという意味では勝手が違ってなかなか難しいと思ったり。 この小説の猫はなかなかリアル。探偵やったり、パソコンを操ったり、宗教にのめりこんだりする猫のどこが現実的なんだといわれると困るのだが、そういう人間臭さが追加されている以外はちゃんときちんと猫なのだ。あ、あと実際の猫よりかなり活動的だけど。家で一日中ゴロゴロしているような猫じゃ探偵にはなれないし、そもそもそんなんじゃ事件すら起こらないだろうから仕方のないことなんだろう。 この猫ミステリーの特筆すべき点は、原作者による注釈。なんと小説の中の猫たちのしぐさに、猫の生態や特徴をより詳しく説明した注釈がついているのだ。これはかなりポイントが高い。しっかり「猫」を掴んで書かれているというのは、猫好きにとってたまらない。たとえば 「グスタフは、ぼくと話をするときは決まって妙ちくりんな赤ちゃん言葉を使う。べつに気にはならない。というのも、もしぼくがグスタフとことばで話をするとしたら、やはりおなじような幼稚な言葉を採用するだろうからだ。」 言わなくても解るだろうが、「ぼく」が猫のフランシスで「グスタフ」が飼い主の人間である。なかなか皮肉なことを言ってくれるけど、そういうところが猫だから許せるんだよね。
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ドイツ文学でネコの話ということで、図書館で行き当たりばったりで借りた本。 ドイツで一世風靡したベストセラーの推理小説という話だったので、期待して読み始めたけど、グロくて読みにくい。 訳本は当たり外れが激しいというけれど、ドイツ語で読むと面白いのかもしれない。真ん中すぎて、核心に迫ってきてからは勢いで読めたけど、最初はずいぶんと読み進まなかった。 盛り上がりから先はサラッと読めました。ある意味予想通り。生物にあまり詳しくなくて、ネコがあまり好きでない人の方が楽しく読めるのかもしれない。
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