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あなたの中のグレムリンを捜せ こころの怪物を手なずける方法
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ロングセラーズ |
発売年月日 | 1994/06/01 |
JAN | 9784845411030 |
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あなたの中のグレムリンを捜せ
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
精神科医の先生が臨床の13年の経験から、何にクライアントさんが引っかかっているか?について気がつき、それへの対処法をまとめた本。あくまで実践知なので、理屈は不明。やってみたらこれが効果があったという内容。 そのため内容はとても素晴らしい。例が豊富で、そうか例のあれのことを言っているんだとよくわかる。 しかし、タイトルはまずいと思う。"Taming your Gremlin"直訳だと「あなたのグレムリンを飼い慣らす。」 個人の感覚だと、「グレムリンを飼い慣らそう。」「グレムリンをコントロールしよう」とした途端に、怪物となって牙をむく。まさにグレムリンは巧妙なので、見事に騙されてしまう。だからこそ、第一の行動原理は、「ただ気づく」なのだ。それ以上でもそれ以下でもない。これがかなり難しい。だからこそ、グレムリンが大きくなってしまった。自分自身の緩みがわからないと、コントロールを手放し、起きることすべてにYesを言うって態度は難しい。 副題が一番言いたいことをよく現している。”Simply Noticing Choosing and Playing with Options and Being in Process”直訳すると、「選択肢を持って、単に気づく、選ぶ、遊ぶ。そして過程にある。」これがグレムリンへの対処法なのだ。 仏教で言う、止観の状態。 結論にたどり着こうとせず、ただ、起きるすべてを眺める。 そうなのだ。一人になった時に、自己に語りかけている声が問題なのだ。 ヴィゴツキーが指摘した内言の質が問題なのだ。 注:外言(がいげん)とは、声に出して、他者との情報伝達やコミュニケーションのための道具として用いられる言葉。 内言(ないげん)とは、声に出さず、自己の思考などのための道具として用いられる言葉。 ソビエトのレフ・ヴィゴツキーは、内言は外言から派生したものだと考えた。 私たちにはそうした性質があり、いろんなタイプのそれを各自固有に持っている。逆に何とかしようとすると、「~すべき」「~ねばらない」「存在理由がない」など、各自の弱点を的確にそれはついてきて、絡み取られてしまう。
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コーチングを受けていた時に、グレムリンを扱う課題をしていた。 何かをしようとした時に、それを止めようとする声が聞こえる。 変化を嫌って、チャレンジさせないようにする。 それをグレムリンという怪物にみたて、自分と切り離したものとして客観的にみつめていけるようにする。 コーチングの結...
コーチングを受けていた時に、グレムリンを扱う課題をしていた。 何かをしようとした時に、それを止めようとする声が聞こえる。 変化を嫌って、チャレンジさせないようにする。 それをグレムリンという怪物にみたて、自分と切り離したものとして客観的にみつめていけるようにする。 コーチングの結果、グレムリンの声と自分の本心とをわけることを身に着け、それを忘れないようにと購入した本。 星をひとつ減らしたのは、絵がシュールすぎて苦手だったから。
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コーアクティブ・コーチングのなかに、「サボタージュ」という概念がある。「本来の自分」を実現しようとするのを「そんなのできないよ」みたいなつぶやきで抑制しようとする思考のことなんだけど、これへの対処がなかなか難しい。 と思っていたところ、昔は、「サボタージュ」は、「グレムリン」...
コーアクティブ・コーチングのなかに、「サボタージュ」という概念がある。「本来の自分」を実現しようとするのを「そんなのできないよ」みたいなつぶやきで抑制しようとする思考のことなんだけど、これへの対処がなかなか難しい。 と思っていたところ、昔は、「サボタージュ」は、「グレムリン」っていっていたという話しを聴いて、スゴく興味をもって、その言葉の原典だと思われる本書を読んでみた。 いやー、かなりすっきりしました。 「サボタージュ」というと、なんか理想の「あるべき姿」に向かって頑張ろうとするのを「サボろうとする」怠け心というか、リスクをおそれる防衛心みたいなものだというニュアンスだったんだけど、この本でいう「グレムリン」はもっと広い。 「未来のためには、◯◯しなければならない」という思考で、自分を駆り立てて、「今の充実感」を喪失させてしまうのも、グレムリンの仕業ということ。 これ、すごく分かる。というか、自分のなかに、そういうグレムリンはいますね。その他にも、そういうのあるあるというパターンが沢山あった。 いろいろ考えると、「自分はグレムリンだらけだ!」なんて考えてしまうのだけど、そうやって考えさせて、落ち込ませるのも、グレムリンの仕業。 なかなか、こいつは手強い相手である。 なので、正面から戦いを挑んではならない。 そこに、グレムリンがいるとただただ感じる。そして、グレムリンではなく、自分が選択しているんだということを意識する。というのが、大切とのこと。 このコンセプトには、とても共感した。 コーアクティブ・コーチングには、フルフィルメント、バランス、プロセスという3つの指針があるのだが、この本を読むと、これらが3つがなにか統合されたものを感じた。 コーアクティブ・コーチングをやる人はもちろん、どんな人にも勧められる本である。 絶版なのが残念だが、中古で比較的安価に入手できる。 おすすめです。
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