新編 妖精画廊

荒俣宏(著者)

• 販売会社／発売会社: 光風社出版
• 発売年月日: 1994/10/20
• JAN: 9784875194040

商品レビュー

2020/01/03

欧米の挿絵黄金期を飾る作品や画家についての、入門書。
その時代を代表する、彩色とモノクロの挿絵を紹介。
印刷技術の発展と出版業、本、挿絵の歴史との関係。
著者推しと思われる、シドニー・H．シーム、ハリー・クラーク、
ファランク・C．パペ、J・J．グランヴィルについて。
挿絵本のコレクションと参考文献。
“妖精”と表題にありますが、妖精以外にも、妖しく、幻想的な
挿絵が多く取り上げられています。
クイーンの『イニュエンドウ』のジャケットを飾る、
グランヴィルの絵もあります。
巻末近くには、コレクター入門の話も。
ただし新版とはいえ1994年刊行。個別の挿絵画家の作品集も
今では世に出ていますので、この本は入門書って感じ。
気に入った挿絵があれば、作品集を探してみるのが、良し。
買いたいのであれば、今はネット･･･時代の変化も感じます。

2019/02/10

表紙買い。
やっぱりと言うべきか、表紙以上に魔力ある絵は無かった。荒俣宏の本は大体そう。表紙やタイトルは惹かれるんだけど。
何にせよ趣味にするには費用対効果が低すぎて無理よね。
古書の買い方探し方は参考になった。

2010/06/06

たおやかで優美な石版画の宇宙。かつて欧米に「挿絵黄金期」が存在した。絢爛たる挿絵たちのおりなす世界にどうぞ！