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江戸にフランス革命を!(中) 江戸はなぜ難解か 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論社/ |
発売年月日 | 1994/10/18 |
JAN | 9784122021594 |
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江戸にフランス革命を!(中)
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
「江戸はなぜ難解か」というサブタイトルをもつ中巻は、連作エッセイのかたちをとっています。 上巻よりもくだけたことばづかいになっていますが、だからといって読みやすいというわけではありません。本書の最後のほうで著者は、「もう一体この話はどうやったら終わるんだろう? ってとこまで来て...
「江戸はなぜ難解か」というサブタイトルをもつ中巻は、連作エッセイのかたちをとっています。 上巻よりもくだけたことばづかいになっていますが、だからといって読みやすいというわけではありません。本書の最後のほうで著者は、「もう一体この話はどうやったら終わるんだろう? ってとこまで来てるんだけどさ、残念ながらその話をする当人が「本で結論出すのなんて野暮だからやだ」って言ってるんだからしょうがない、テキトーなところでしか終わらないですね」と述べており、全編にわたってこの調子でえんえんと議論がつづいていきます。 著者独特の渦を巻くような議論のしかたで、江戸の「難解さ」、つまり近代をくぐり抜けた現代の人びとにとって、江戸の文化が理解しがたいのはなぜなのかという問題が論じられています。そうした理解しがたい江戸のシステムが、曲がりなりにもいちおうの「近代」化を遂げたとされる日本社会においてどのような歪みをもたらしているのかということが、たとえば日本の農業をめぐる問題に触れながら語られています。といっても、ここでいう「歪み」は、日本社会の構造における「歪み」ではなく、日本社会の認識上の「歪み」であるところに、著者のあつかっている問題のむずかしさがあるのですが、同時にこのことが「江戸はなぜ難解か」という本書の主題に接近するためのいとぐちにもなっているように感じました。
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1994年(著者46歳)に文庫化。上、中、下巻の3分冊(下巻には増補もある)。底本は、1989年(著者41歳)、青土社からの刊本。
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