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顧炎武 中国歴史人物選第10巻
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顧炎武 中国歴史人物選第10巻

井上進(著者)

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顧炎武 中国歴史人物選第10巻

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白帝社/
発売年月日 1994/08/20
JAN 9784891742270

顧炎武

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2015/02/22

井上進"顧炎武"を読む。 明末清初の学者、中世古典の批判的検証を行う「考証学」の創始者として知られる亭林先生顧炎武の評伝。明の遺臣として、清朝に仕えるを好しとせず、招聘を拒み続けた硬骨漢でもあります。 著者は京大史学科卒で執筆当時の94年に三重大助教授、の...

井上進"顧炎武"を読む。 明末清初の学者、中世古典の批判的検証を行う「考証学」の創始者として知られる亭林先生顧炎武の評伝。明の遺臣として、清朝に仕えるを好しとせず、招聘を拒み続けた硬骨漢でもあります。 著者は京大史学科卒で執筆当時の94年に三重大助教授、のち名大教授。伝統中国の出発文化・書誌学の研究をされています。 顧炎武の育った崑山の顧家は三代に渡って高級官僚たる進士を出した名家で、その知識人ぶりはまさに「書香の家」そのものです。 ◯学問の家というのは、簡単に言えば生員以上を継続的に出す家のことである。旧中国の士は、何よりも儒教的教養の保存者であり、この点によって庶と区別される。…したがって本を読んで勉強している者は士であり、この様な人を学者とか読書人とかいうのである。 ◯曽祖父は確かに「読書人」の名に恥じぬ人で、常に「ただ読めればそれでよい」と言い、珍奇な古版などには関心を示さなかった、という。そして養祖父。彼はついに郷試に合格できず、生涯を通じてどんな官にも就いたことがなかったが、先代にもまして読書を好んだ。…五、六千巻の蔵書をその孫に伝えたのである。顧炎武が生まれたのはこの様な家、昔日の華やかさはないとはいえ、なお経済的に余裕のある名門で、且つ受験勉強だけではない、本格的な読書を伝統とする家であった。

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2012/12/01

明末清初に生きた考証学の祖、顧炎武の伝記。動乱期の儒者、官僚層がどのように清王朝と向き合ったか、その学術・思想の背景は、といったことがわかります。でも学者先生の伝記はやはりちょっと退屈。代表的著作『日知録』の中身の紹介がもう少しあってもと思うけれど、それは他に任せるということでし...

明末清初に生きた考証学の祖、顧炎武の伝記。動乱期の儒者、官僚層がどのように清王朝と向き合ったか、その学術・思想の背景は、といったことがわかります。でも学者先生の伝記はやはりちょっと退屈。代表的著作『日知録』の中身の紹介がもう少しあってもと思うけれど、それは他に任せるということでしょう。

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2007/11/01

顧炎武や復社の士人(張傅や陳子龍)を中心に、明末の知識論や学問状況を把握することができる。文章も読みやすく、明末清初という分かりにくい時代を理解するためnの得難い入門書であると思われます。注釈がないので、原文をみたい人には同氏の論文を読む必要があります(論文にはすごい量の注釈があ...

顧炎武や復社の士人(張傅や陳子龍)を中心に、明末の知識論や学問状況を把握することができる。文章も読みやすく、明末清初という分かりにくい時代を理解するためnの得難い入門書であると思われます。注釈がないので、原文をみたい人には同氏の論文を読む必要があります(論文にはすごい量の注釈がありますが)。

Posted by ブクログ

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