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鉄底海峡 重巡「加古」艦長回想記 光人社NF文庫
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鉄底海峡 重巡「加古」艦長回想記 光人社NF文庫

高橋雄次(著者)

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鉄底海峡 重巡「加古」艦長回想記 光人社NF文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光人社/
発売年月日 1994/10/19
JAN 9784769820628

鉄底海峡

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2017/01/23
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1994年(底本1967年)刊行。著者は元日本海軍重巡洋艦加古の艦長。第一次ソロモン海戦(サボ島沖海戦)にて、重巡「加古」は鳥海・青葉らと共に、米豪両海軍の艦船と交戦、大きな戦果を挙げたが、帰還途中に潜水艦の雷撃に合い轟沈した。本書は「加古」の艦長による同艦関連の自叙伝。戦績大半の第一ソ海戦以外の警戒任務や準備にも筆が及ぶが、沈没後の事後処理まで書かれているのは異色か。日本海軍・太平洋戦線におけるトラック島の重要性(安心した泊地との認識)の外、戦死者への会葬模様、遺族への伝達等あまり知られない情報を掲載。 特に、預貯金システムが十分でなかった当時、艦に積み込んでいた現金や私物の沈没後の処理・補填について十分な配慮がなかった点。著者は慨嘆しているが、こんな情報なかなか知り得ない。また、加古の対空装備が満足でないため、米機動部隊の襲来にビクビクしていた模様もなかなか描かれないなぁと。そう。太平洋戦争の初期段階から、現場認識としては航空戦主体時代だったのだ。なお、鉄底海峡とは、太平洋/餓島戦において、サボ島から餓島ルンガ間にて日米等艦船多数が沈没し、後刻航行艦船の磁気計器まで狂わせたことに由来。

Posted by ブクログ