1,800円以上の注文で送料無料

歴史学概論 講談社学術文庫1144
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫
  • 1224-26-00

歴史学概論 講談社学術文庫1144

増田四郎(著者)

追加する に追加する

歴史学概論 講談社学術文庫1144

定価 ¥1,004

825 定価より179円(17%)おトク

獲得ポイント7P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1994/09/10
JAN 9784061591448

歴史学概論

¥825

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2018/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(以下、個人的メモです) 内容としては、広大な視野に基づいて書かれていて、なかなか示唆に富むものだった。 柴宜弘先生が述べられていた地域史の重要性、この時代から既に強く叫ばれていたようだ。ただし、柴先生とはやや異なる文脈だったように思う。体系的な歴史把握を最終目標に据えたうえでの、厳密かつ現実的な基礎付けとしての地域史、ということだった(乱暴な要約だと思います)。 いわば複雑系?的な考え方なのかもしれない。地域史の限界として、ミクロな観点への埋没の危険性、高度かつ広範な補助学を必要とするゆえの操作誤りの危険性、が述べられていた。このことも勉強になった。 読みやすさについて。 色々と論文等をつぎはぎしたようで、章ごとに文体や文章構造が違うところがある。ただ、全体的には、著者なりに読みやすくしようと工夫を試みたことは感じられた。しかしながら、第三~四章の史学史に関する叙述は、知識がない者にとっては難解に感じられる。文章は一文が長いうえ重層構造的で、しばしば脱線もあり。格調高い文章ということだと思われるが、社会科学系の論文の書き方指導で叩き込まれるルールの真逆をいっていて、ある意味自由で清々しい。私は仕事合間にしか読めないため、随所でメモをとりつつ、時折一度読み返すなどして、何とか構造把握に努めようとして読んでいた。 ただ、述べられている中味はホンモノであり、含蓄があって、なんにせよ勉強になった。時間がたったら、要約したメモ書きを読み返してみたい(本書を一から読み返す気力はないかな…)。そのうち巻末の推奨文献にも手を伸ばしてみようかなと思う。

Posted by ブクログ

2015/12/02

アナール学派以降の新しい歴史学の潮流を押さえつつも、伝統的な歴史学の枠組みを踏まえて、歴史学という学問の概要が紹介されています。そういう意味では、少し古いタイプの歴史学の入門書だと言えるのかもしれませんが、研究史的なヴィジョンを得ることができるという点で、良い入門書だと思います。...

アナール学派以降の新しい歴史学の潮流を押さえつつも、伝統的な歴史学の枠組みを踏まえて、歴史学という学問の概要が紹介されています。そういう意味では、少し古いタイプの歴史学の入門書だと言えるのかもしれませんが、研究史的なヴィジョンを得ることができるという点で、良い入門書だと思います。 著者自身は西洋史の専門家ですが、日本の歴史学に対する意見もところどころで表明されていて、おもしろく読みました。

Posted by ブクログ