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優しすぎて、怖い 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1994/05/10 |
JAN | 9784167218164 |
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優しすぎて、怖い
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商品レビュー
4.1
7件のお客様レビュー
買い物に出かけたら、…
買い物に出かけたら、自分が誰だか分からなくなった。服は血だらけ、ポケットには大金。自分が誰だか分からない、誰も信用できないのは怖すぎる。どんどん加速していく話です。止まれません。
文庫OFF
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※このレビューにはネタバレを含みます
ある日突然自分が誰かわからなくなったら。。。そんな恐怖に追い打ちをかけるように、自分の夫と名乗る人物の正体がとんでもない怪物だった。。。ラスト、意外な人物が主人公を助けてくれる。さっぱりとした読了感。
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ある春の日、突然自分が誰だかわからなくなった。 名前はおろか、年はいくつなのか、家族はいるのか、何一つとしてわからない。 そんな驚くような場面からこの小説は始まります。 記憶がないということは大変な出来事ですが、それだけならばまだいい。コートのポケットには大量の札束、コートを脱...
ある春の日、突然自分が誰だかわからなくなった。 名前はおろか、年はいくつなのか、家族はいるのか、何一つとしてわからない。 そんな驚くような場面からこの小説は始まります。 記憶がないということは大変な出来事ですが、それだけならばまだいい。コートのポケットには大量の札束、コートを脱げば、そこにも驚くべきものが。 一体、何が起こっているのだろう。 記憶がないということは、何が本当のことだか判断できないということ。 それって恐ろしいですよね。まして、読んでる読者からしても、嫌な予感がぷんぷんするような状況に陥って、正直、逃げて!と思いながらも、それが本当に危険な状況なのか、確信が持てない。 そんな、霧の中を物語は進んでいきますが、少しも目が離せません。彼女の記憶喪失は医師の診断によると、ヒステリー性健忘症という、極度のストレスがかかった時に陥る症状だそう。 私だって、いっそ忘れてしまったら楽になるだろうにと思うこともあれば、実際によく思い出せなくなる記憶すらあるけど、丸ごと記憶をなくしてしまうような、一体どんなショックなことが・・・。 いずれ明かされる衝撃の事実に、きっとあなたも驚かされるはず。 「優しすぎて、怖い」という邦題は絶妙で、この小説にこれ以上ぴったりなタイトルはないんじゃないかと思うくらい。 許されない犯罪がでてくるけれど、純粋な悪意ではなく、歪な愛情がもたらした結末に、悲しい気持ちになりました。とはいえ、読了感はすかっとしているので、どなたにでもお勧めです。 言葉遣いが汚い人は嫌いだけど、癇癪持ちで正直者なジェーンの生き様は格好良い。 久々に海外の小説を読みましたが、読みやすかったし、おもしろかった。
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