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ポラニーとベルグソン 世紀末の社会哲学 MINERVA人文・社会科学叢書1
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ミネルヴァ書房 |
発売年月日 | 1994/05/10 |
JAN | 9784623023998 |
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ポラニーとベルグソン
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ポラニーとベルグソン
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カール・ポラニーとベルクソンの経済・社会思想を読み解きながら、現代における市場経済の拡張と、それに対する社会のリアクションによって引き起こされているさまざまな問題の根源に迫ろうとする試みです。 ポラニーは、市場経済の全面化に対する社会の自己防衛がナショナリズムを生んだと考え、キ...
カール・ポラニーとベルクソンの経済・社会思想を読み解きながら、現代における市場経済の拡張と、それに対する社会のリアクションによって引き起こされているさまざまな問題の根源に迫ろうとする試みです。 ポラニーは、市場経済の全面化に対する社会の自己防衛がナショナリズムを生んだと考え、キリスト教的共同体における「神の似姿」としての人間の自由を現代産業社会において実現する可能性について考察をおこないました。一方ベルクソンは『道徳と宗教の二源泉』において、「閉じた社会」と「開かれた社会」を対比し、その上で現代の産業社会が「開く力」を産業化を推し進める方向へと回送することで「開かれつつ閉ざす力」となってしまっていることを批判し、「愛の跳躍」への希望を語っています。 本書はこれらの思想を紹介し、さらにトインビー、オルテガ、トクヴィルらの現代社会批判を参照しながら、市場経済と資本主義、そしてその基層にある社会構造との関係を解き明かそうとしています。 市場経済の基層にある社会構造との関係は、本書に先立って書かれた『市場社会のブラックホール』(東洋経済新報社)で説かれているとのことで、十分に理解しているとは言えないのですが、本書を読んだ限りでは、基層の社会構造が実体的なものとして前提されているような印象があります。仮にそのようなものだとすると、本書で試みられているようなベルクソンの社会哲学との接合が果たしてうまくいくのだろうかという疑問があります。
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