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プログラミングの心理学 または、ハイテクノロジーの人間学
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プログラミングの心理学 または、ハイテクノロジーの人間学

ジェラルド・M.ワインバーグ(著者), 木村泉(訳者), 角田博保(訳者), 久野靖(訳者), 白浜律雄(訳者)

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プログラミングの心理学 または、ハイテクノロジーの人間学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 技術評論社
発売年月日 1994/11/15
JAN 9784774100777

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2011/06/11

・原著のは1971年という古典。 ・当時のコンピュータ環境は、パンチカードによるバッチ処理が主流(ノスタルジック!)など、現在とかなり異なるのだが、そのこでプログラムを書く人の人間心理は余り変わらない気がする。逆に、今と環境が違いすぎて、人間行動に純粋にフォーカスして読み進む事が...

・原著のは1971年という古典。 ・当時のコンピュータ環境は、パンチカードによるバッチ処理が主流(ノスタルジック!)など、現在とかなり異なるのだが、そのこでプログラムを書く人の人間心理は余り変わらない気がする。逆に、今と環境が違いすぎて、人間行動に純粋にフォーカスして読み進む事が出来る気がする。 ・「エゴレスプログラム」という手法を薦めている。デマルコのピープルウェアなどに繋がる流れなのかもと思った。(ピープルウェアはまだ読んでないけど…) ◆エゴレスプログラムについてのまとめ →なんか、?と?は矛盾しているような…。 ?実行依頼書に他のメンバのサインを貰うという、やや形式ばった方法によって、グループメンバー達が、いずれ自発的に、自分のプログラムを他人にチェックして貰う事を習慣として身につける事を期待する。 ?労力をプログラム単位で割り振るの代わりに、作業の種類ごとに割り振るという事をすれば、桁違いの成績向上を実現できる可能性がある。これはまさにエゴレス方式が実施されている場合に起こっている事である。この成績向上は、プログラマが(プログラミングのある段階を「所有」するというならまだしも)プログラムを「所有」している限りは、実現できる見込みは無い。 ?もちろん同一人物がこれら両方の作業に秀でている事もありえないではないが、チーム全体で取り組めば、メンバーのどの1人が取り組むより良い結果が得られる見込みが大きい。ただしそれには、メンバー達がお互いの才能と弱点を認識できるだけのセンスと謙虚さを持ち合わせている事が必要だが…。 ?エゴレス方式は、各人に「常に」その正確にもっとも適合した仕事を割り当てる、という可能性を犠牲にする事によって、達成できるかもしれない効率の一部と引き換えに保安性、及び安定性を得ている。 ◆認知について ・認知的不協和の理論には、毎日毎日、予言(特に、さあこれで最後の虫が取れたのだから、今度こそこのプログラムは正しく動くぞ、という予言)が外れる環境で働いている我々プログラマにとって、学ぶべき事がたくさんある。  ※予言…認知的不協和の理論は、フェスティンガーによる「世界の終わりがくるとの予言を受けたグループが、その日が来ても世界が存続しているのを見たとき何が起こったか」についての研究から始まった事に掛けている。 ・ある要因が当面の問題にとっては意味を持っていないも係わらず、それを重要で「ある」と仮定する事によって迷子になる事もある。他人のプログラムの虫取りをする事に沢山の時間を使っている人は、程なく問題に取り組む前には作者の説明を聞かない方が良い、いうことを悟る。というのはそういう説明を聞くと、説明する方が自分で虫を見付けられなかった、その原因である仮定の筋道に、聞いた方までがはまり込んでしまう事になるからである。 ◆プロジェクトについて ・プログラマは皆同じだと言うのではない。ただプロジェクトでは、様々な態度、技術が必要とされる為、変動が打ち消され、平均化される。 ・プロジェクト会議に「悪魔の代理人制度」を取り入れる。(偽りの)共通意見に対して、否定的側面を指摘する役目を持つ人(外部監査役?)を参加させる事で、1対多の対決を嫌って懸念を表に出さいな人々に足掛かりを提供する。 ※スケジュールチキン(悪いニュースを伝えることを恐れる)対策?

Posted by ブクログ

2006/05/14

■古本屋で何気なく手に取った一冊。しばらく”積ん読”になってしまっていたけれども、このほどようやく読み始め、すぐに完読。正直、放っておいた時間を後悔した。 ■時は70年代。プログラミングといえば電算処理センターに磁気カードを持っていくような、古き良き?時代のプログラミングという...

■古本屋で何気なく手に取った一冊。しばらく”積ん読”になってしまっていたけれども、このほどようやく読み始め、すぐに完読。正直、放っておいた時間を後悔した。 ■時は70年代。プログラミングといえば電算処理センターに磁気カードを持っていくような、古き良き?時代のプログラミングという仕事に対し、その技術からではなく、著者の言う心理的側面(個人的にはプログラムを行う集団の社会性のように感じる)から考察を加えた、その内容を描いている。 ■エジプトでは紀元前の書物から、こんな言葉が見つかったという。”最近の若いモンは・・・” ■ドッグイヤーといわれて久しいIT業界。70年代と2006年現在では環境に天地ほどの差があるが、しかしそれでもなお、この本の著者、ワインバーグさんの意見に気付かされることは多い。劇的に変化を遂げている環境の中でも著者の見解の切れ味が鈍らないのは、著者の才能か、業界の未成熟度の表れなのか、そもそも人間の集団活動が内包している問題とクロスしているからなのか。。。

Posted by ブクログ

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