奇跡のオーパーツ 不思議な発見物が歴史を書き変える サラ・ブックス

南山宏(著者)

• 販売会社／発売会社: 二見書房/
• 発売年月日: 1994/11/25
• JAN: 9784576941721

商品レビュー

2019/05/20

二見書房のサラ・ブックスから刊行された、超常現象研究家・南山宏氏がオーパーツを紹介するシリーズ第２弾。1994年作品。
前作は、割と小さめの遺物を中心に構成されていましたが、今作ではもっと大きな建造物などが中心。ただ、スフィンクスやナスカの地上絵がオーパーツに分類されるのかは疑問です。
前作では、オーパーツには高度な文明を持つ異星人が関わっていた、とはっきり書きたいけど書かない、というところが何ともいい具合でしたが、今作ではあっさりと地球外文明人の存在に触れていたので拍子抜けしました。まあ、記事として採用した物や全体の構成から、そうした結論へ導こうという意図が感じられますけどね。
まあ、そのせいで、トンデモ本の部類に入る本になってしまったとは思いますけど、トンデモ本という言葉も無かった、70年代オカルト・ブームの雰囲気を思い出させるような楽しさがある本でした。

2009/02/27

1996.10.25　10版　890
オーパーツとは何か？オーパーツとは、古代のいつにしろ、その時代・文化の産物であることは確かなのに、当時の科学技術のレベルを、なぜかはるかに超えているように見える工芸品を、ひとまとめに呼ぶ総称である。過去数世紀のあいだに何度となく世界中の学者たちが、高度な文明背景を持つ遺物に出くわしては、その謎を究明できずに放り出してきた。それらは発見者の手元に残され、あるいは博物館の片隅に追いやられていた。これが本書でオーパーツと呼ぶものなのだ。われわれの文明観はほんとうに確かなものなのだろうか？ひょっとして私たちの文明の前に、別の高度文明が存在していなかっただろうか。オーパーツこそ有史前高度文明の存在したことを告げるかすかなこだまの残響なのかもしれない。