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アメリカの“皆の衆"に告ぐ 日米関係なにが不均衡なのか
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 致知出版社/ |
発売年月日 | 1994/11/25 |
JAN | 9784884743505 |
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アメリカの“皆の衆"に告ぐ
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1994年、今から19年前に書かれた、日米関係から見る日本のあり方を説いた本。中で挙げられている実例は確かに古い内容だか、その根幹を流れている考え方は今でも通用し、19年も前に書かれた本なのかと驚く。 本書の中心は「日本政府は世論を見方につける事をおざなりにしてきている」というこ...
1994年、今から19年前に書かれた、日米関係から見る日本のあり方を説いた本。中で挙げられている実例は確かに古い内容だか、その根幹を流れている考え方は今でも通用し、19年も前に書かれた本なのかと驚く。 本書の中心は「日本政府は世論を見方につける事をおざなりにしてきている」ということ。確かに、尖閣諸島の問題にしても、中国は巨額の広告費を投入してアメリカに自国のただしさを主張している。一方日本はほとんど何もしていない。アメリカに限らず、欧米諸国は「世論」で動く。それが「民主主義」。最近自民党を倒すと騒いでいた際に言われていたのが、官僚主義という言葉。アメリカの政治家だけを見て政治をやっている。ただし、本当に権力を握っているのは国民なんだということを理解していない。 日本人がそういうアピールについて弱いのは、それはある意味「農業国家」であった日本には仕方のないことかもしれない。なぜならば自然は嘘もまやかしも効かないから。やった事が必ずやった分だけ結果として帰ってくる。それは一方で日本人の勤勉さ、正直さという長所として生きてくることもあるが、こと国際社会では黒も白と言いくるめるくらいの言論の強さはあっていいのだとおもう。いや、正しい事をしているという自信があるのなら、それを理解してもらおうとする戦略を持たなくてはならない。正しいことをしていればきっと理解してもらえるというのは、一種の自己満足でしかないのだ。 正直私は日米関係についてはほとんど何も知らないが、日中関係やその他外国との関係、そして日本人としてどう生きていくかについての視野が広がる良書。
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