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催眠術師
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福武書店/ |
発売年月日 | 1994/11/05 |
JAN | 9784828824895 |
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催眠術師
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
物語の始まりは婚約者に対しての性的不能。肝心なところで醒めてしまった男。 テレビ番組の制作、パソコン通信、婚約者とのつきあい、妹の宗教活動、の4シーンが関連して進む。キーワードはマインドコントロール。 最後の種明かしは、父親に包丁を向けられた、幼少期の経験が、新しい家庭への不安となっていたというもので、平凡と言えば平凡だが、納得のいくラストで安心感があった。 精神の危うさについては、ついつい考えてしまう。 記憶障害だとか、マインドコントロールだとか。 身近なことでは、酒をのんで記憶のない状態とか、認知症とか。 テレビは催眠術師のようなもの、というのもまた日頃考えていることにヒットして、そうそう、それそれ、と納得してしまった。 客観的な情報と思っていることが実はその裏になんらかの意図があり、我々をコントロールしようとしているのではないか、とは常々考えながら新聞やネットを見ているが、行きすぎると、FAXを送ってきて主人公を刺した人物のようないわゆる「電波系」になってしまうのか・・・。 環境にコントロールされて人格はある、我々は多くの催眠術にかかって生きている、とここでは表現している。 確かにそうかもしれない。ともかく今ある自分は自分で作り上げたものではないのだ。
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パスティーシュじゃない長編。近著は精神医学を扱ったものが多いと思った。退行催眠、宗教、PTSD? と、背筋、寒まる要素で攻めてくる。
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自分が 催眠術にかかっていない と自信を持って断言できなくなりそうだ。 催眠術 という言い方ではなくとも 巷は 巧みな心理操作で満ち溢れている。 自分だけは大丈夫 と言う人ほど 既にもうなんらかのコントロールを受けているのかもしれない。 自分とは何だろう。 精神を司ると...
自分が 催眠術にかかっていない と自信を持って断言できなくなりそうだ。 催眠術 という言い方ではなくとも 巷は 巧みな心理操作で満ち溢れている。 自分だけは大丈夫 と言う人ほど 既にもうなんらかのコントロールを受けているのかもしれない。 自分とは何だろう。 精神を司るとはどういうことだろう。 ふと 背すじが寒くなるが 考えると自分が存在し得なくなりそうなので 考え過ぎないことにする。
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