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悪党的思考 平凡社ライブラリー79
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 平凡社/ |
発売年月日 | 1994/11/15 |
JAN | 9784582760798 |
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悪党的思考
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この本の、特に巻頭の「歴史のボヘミアン理論へ」は、著者の叔父である網野善彦から決定的な影響を受けている。後醍醐天皇が活躍し、南北朝時代の動乱を経て日本社会の構造が変貌した、という網野さんの指摘から中沢新一氏は出発し、そこにジョルジュ・デュメジル、ジル・ドゥルーズらのキーワードや、...
この本の、特に巻頭の「歴史のボヘミアン理論へ」は、著者の叔父である網野善彦から決定的な影響を受けている。後醍醐天皇が活躍し、南北朝時代の動乱を経て日本社会の構造が変貌した、という網野さんの指摘から中沢新一氏は出発し、そこにジョルジュ・デュメジル、ジル・ドゥルーズらのキーワードや、お得意の「ピュシス」といった要素を付加して、中沢氏特有の「自然」論を展開している。 しかし、つい先日網野善彦さんの「異形の王権」等を読んだばかりの私から見て、あまりにも影響が露骨すぎるのではないかという気がした。 思想家としての中沢さんには若い頃から興味があったが、どうもある時期から考え方が固まってしまっていて、読んでいて退屈を感じるようになった。 ちなみに「悪党」という語が書名に入っているが、これは鎌倉時代、鎌倉幕府=東国武士団に対し反抗的で、いくさの作法もぶしつけ、名乗りをあげているところに投石したりするような野蛮な西国の武士たちを指す。その筆頭は楠木正成。・・・と本書には書いてあるのだが、「悪党」の定義、果たしてそうだったかな? と疑問を感じた。こないだ鎌倉時代に関する歴史書を読んだ際は、そうは書いていなかったような・・・。が、よくわからない。 最後の「黄色い狐の王」が一番面白かった。著者がチベットで修行した際の体験が記してあり、ストゥパが空中に浮かび上がる光景を目撃したという「奇跡」が記されている。こういう事例を人に言うと、まことしやかに「科学的な」解説をしたがる人が多いのだが、どうもこれは、本当に見たのではなかったかと思う。そういうこともあっていい。 このような体験が土台となって、いまの中沢さんの思想があるわけだが、個人的にはさほど深い感銘を受けなくなってきている・・・。
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人界と自然界の話。自然界の向こうから来る「富」と人界のみで完結する「貨幣」。人界と自然界の境界(膜)に触れて「富」を人界に現出させる、様々な職人的人々。富と王権。富の変化と王権の変質。 個人的には私が「かみさま」だと思ってきたものに裏付けができた感じ。富と貨幣価値の問題とか、目...
人界と自然界の話。自然界の向こうから来る「富」と人界のみで完結する「貨幣」。人界と自然界の境界(膜)に触れて「富」を人界に現出させる、様々な職人的人々。富と王権。富の変化と王権の変質。 個人的には私が「かみさま」だと思ってきたものに裏付けができた感じ。富と貨幣価値の問題とか、目に見えたり数えられたりしないものの価値について、とか。 職人的、悪党的、というのは倉坂鬼一郎が「活字狂想曲」で書いてた「サラリーマンと商売往来」にかかってくるのかも、とも思ったり。
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8月21日読了。なんとなく手に取った本だけれどうーむ相変わらず話があっちゃこっちゃ飛んでよく分からない・・・。後半は全然別の話じゃない!?語られている内容は魅力的だとは思うのだが、どうも私と合わないのだろうか。日本という国を読み解くのには「天皇制」というものについてもっと理解しな...
8月21日読了。なんとなく手に取った本だけれどうーむ相変わらず話があっちゃこっちゃ飛んでよく分からない・・・。後半は全然別の話じゃない!?語られている内容は魅力的だとは思うのだが、どうも私と合わないのだろうか。日本という国を読み解くのには「天皇制」というものについてもっと理解しなければならない、のだろうか。
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