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茶の本 英文収録 講談社学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1994/08/10 |
JAN | 9784061591387 |
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商品レビュー
4.1
27件のお客様レビュー
歳を取ったなぁと思う。 どこかで高評価記事を読み、手に取る。ん?そのまま「茶の本」か茶は好きだけど、茶の歴史には興味無いんだよなと思いながら、電車で他にやることもないので読み進むと良かった。 茶の内容だけに留まらず、美の話、美を楽しむに楽しむ側の姿勢も大切。 本は娯楽として...
歳を取ったなぁと思う。 どこかで高評価記事を読み、手に取る。ん?そのまま「茶の本」か茶は好きだけど、茶の歴史には興味無いんだよなと思いながら、電車で他にやることもないので読み進むと良かった。 茶の内容だけに留まらず、美の話、美を楽しむに楽しむ側の姿勢も大切。 本は娯楽として読むので、小難しいのは好きではないが、本書のわからない度合いは良かった。わかりたくて必死に読む→でもわからない→自分の未熟さを思う。的な。 また歳をとって読んだら楽しいだろうなと思う一冊。 ■学 美術において、何ものかを言わずにおくことによって、見るものはその思想を完成する機会をあたえられる。かくして、偉大な傑作は見る者の注意を否応なくくぎづけにして、ついに見る者が現実に作品の一部分になっているような気持ちにさせる。
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以下引用~ ・1610年という年に、オランダ東インド会社の船がヨーロッパに最初の茶をもらたした。それは1636年にフランスで知られるようになり、1638年にはロシアに達した。 英国では1650年につtこれを歓迎して、「かの素晴らしき、かつあらゆる医師の推奨せる中国飲料、中国人はチ...
以下引用~ ・1610年という年に、オランダ東インド会社の船がヨーロッパに最初の茶をもらたした。それは1636年にフランスで知られるようになり、1638年にはロシアに達した。 英国では1650年につtこれを歓迎して、「かの素晴らしき、かつあらゆる医師の推奨せる中国飲料、中国人はチャと呼び、他国人はティまたはテーと呼ぶ」と語った。 ・日本は中国文明の歩いたあとをぴったりとつけてきた国であって、その三つの時期における茶をことごとく知っている。つとに729年に聖武天皇が奈良の御殿で百人の僧侶に茶を賜ったことが書物にみえている。 その茶はたぶん遣唐使が持ち帰ったもので、当時流行の仕方でたてられたのであろう。 801年には最澄が茶の種子を持ち帰って叡山に植えた。 15世紀までには将軍足利義政の保護のもとに、茶の湯は完全にかたちを整え、独立した世俗の行事となった。 爾来、茶道は日本に完全に確立された。 老子はこのことを「虚」という彼の得意の暗喩で具体的に説明をしている。物の真の本質は空虚にのみ存すると彼は主張した。たとえば、部屋の実質は屋根と壁で囲まれた空虚な空間に見いだされるのであって、屋根と壁そのものにではない。 「虚」は一切を含有する故に万有である。虚においてのみ運動が可能になる。おのれを空しくして他人の自由に立ち入らせることのできる者は、どんな事態をも自由にすることができるであろう。全体はつねに部分を支配することができる。 こういった道教の思想は、剣術や相撲にいたるまで、われわれのあらゆる活動の理論に大きな影響をあたえている。 美術においてもおなじ原理が重要なことは、暗示の価値が例証している。 かくして、偉大な傑作は見る者の注意を否応なくくぎづけにして、ついに見る者が現実に作品の一部分になっているような気持にさせる。虚は見る者を誘い、彼の美的情緒を十二分に満たすためにそこにある。 禅道は道教と同じように、「相対性」を崇拝する。真理は相反するものを把握することによってのみ、得ることができる。 茶道の理想ぜんたいが、人生のごく些細な出来事の中に偉大さを考えつくこの禅の一帰結なのである。
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昭和52年12月5日 第14刷 再読 講談社文庫 だが 学術文庫の前かな 宮川寅雄 訳・注 で 原文無し 岡倉天心が明治時代、英語でアメリカで出版した、日本文化を茶道通して西欧に紹介した著作。もうなんか凄〜い内容濃すぎて、日本人なのに知らない事多すぎて、自己嫌悪してしまう作品。...
昭和52年12月5日 第14刷 再読 講談社文庫 だが 学術文庫の前かな 宮川寅雄 訳・注 で 原文無し 岡倉天心が明治時代、英語でアメリカで出版した、日本文化を茶道通して西欧に紹介した著作。もうなんか凄〜い内容濃すぎて、日本人なのに知らない事多すぎて、自己嫌悪してしまう作品。「日日是好日」の校長先生みたいな本。 この本を何故持っているのかも忘れたけど、多くの本を処分してきても、処分しきれなかったのは、まだ読めて無いって自覚しているんだろう。いつか再読だ。
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