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江戸お留守居役の日記 寛永期の萩藩邸 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1994/11/15 |
JAN | 9784061858305 |
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江戸お留守居役の日記
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1994(底本1991)年刊。著者は東京大学史料編纂所員。◆関ヶ原で敗れた毛利家に、寛永期(家光将軍期)の江戸でお留守居役を20年に亘り務めた吏僚がいた。その名は福間彦右衛門尉就辰。藩主毛利秀就の年少期からの小姓役で、信任厚い存在であった。◇そもそも江戸留守居役は、江戸での情報収集、儀礼的・慣習的な作法の習得・藩主らへの伝授、老中や旗本との交際など外交官+江戸本店秘書室長の如き役回り。◆本書は福間就辰が残した職務日誌「公議所日乗」等から萩藩の当時の江戸での折衝・外交・情報収集・交際の内実を明らかにする。 ◇大名間の交際(人返しの実態や属人主義的警察権の行使を含む)、萩藩の特徴たる支藩(毛利秀元ら)との関係(特に秀元は本藩からの独立の動きも。ただし元々支藩とは言え、陪臣ではない)、幕僚との交際の重要性(意外と大切なのはネットワークを有する上級旗本)、藩間での交渉の調停役としての幕府とそれしか果たせない限界等、江戸期初期の藩の実態を具体的事実を通じ開陳させる書。◆なお、財政逼迫のため、藩内寺社領の上知を実施したこと(ただし東大寺領は紛争になり、幕府による調停へ)、寺社地のアジール性の消失の一指標か。
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