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平家物語 講談社青い鳥文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1994/04/15 |
JAN | 9784061473980 |
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4.7
3件のお客様レビュー
平家の栄枯盛衰を描く戦記文学。平家がいかに出世し、栄華を極め、そして落ちていったかがよくわかる。流罪で島に流された者、京都で隠れ住む妻や子、戦場で散っていく者、それぞれの悲しみが、彼らが残した詩歌も織り交ぜながら描かれる。 義経記などで、源氏の視点からこの時代を読んだことはあっ...
平家の栄枯盛衰を描く戦記文学。平家がいかに出世し、栄華を極め、そして落ちていったかがよくわかる。流罪で島に流された者、京都で隠れ住む妻や子、戦場で散っていく者、それぞれの悲しみが、彼らが残した詩歌も織り交ぜながら描かれる。 義経記などで、源氏の視点からこの時代を読んだことはあったけれど、平家一門の悲しい結末を彼らの立場から読んだことは初めてで、その儚さに少し胸を痛めながらも、引き込まれて一気に読んだ。 清盛を唯一諫め続け、平家を正しい方向に導こうとした重盛の人柄に感動した。その早すぎる死が惜しい。こんなすばらしい人が平家にいたんだなあー。 「これは清盛の意気ごみをくじくため、重盛がためしにやったことだった。『国にいさむる臣あれば、その国かならず安く、家にいさむる子あれば、その家かならすわ正し。』のきうことばがあるが、まことにそのとおりだ。平家も重盛が生きているあいだは、まだまだぶじだった。しかし、やがてかれが死んでしまうと、もうどうにもならなくなったのである。」P 57 他、「扇の的」や「敦盛の最期」、弓を命がけで拾う義経など、中学校の国語教科書にも載っている名場面には、やはり胸が熱くなった。 正月に赤間神宮に行く前に読むことができてよかった。いつもとは違う気持ちで参詣することができそう。
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平家物語のアニメが良すぎたので、ストーリーをもう一度追いたくて読みました。何もわからず、たった7歳で亡くなってしまった安徳天皇を思うと泣けてくる。
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(2005.06.08読了)(拝借) 「徒然草」によると、「平家物語」の作者は、信濃前司行長で、盲目の法師、生仏に教えて語らせたとあるそうです。 「平家物語」は、平安末期の武将平忠盛が昇殿を許された1132年から、安徳帝が西海の波の底に沈んだ1185年まで、およそ50年間、平家が...
(2005.06.08読了)(拝借) 「徒然草」によると、「平家物語」の作者は、信濃前司行長で、盲目の法師、生仏に教えて語らせたとあるそうです。 「平家物語」は、平安末期の武将平忠盛が昇殿を許された1132年から、安徳帝が西海の波の底に沈んだ1185年まで、およそ50年間、平家が栄華を極め、やがて源氏に滅ぼされることを描いたものです。元は、全12巻ですがこれは少年向けの縮約版です。 全体の筋は分かりますが、それぞれの場面は十分語りきれていないのはしょうがないことです。満喫したければ、全12巻(講談社学術文庫)に挑むか、吉川英治「新・平家物語」(全16巻)を読むか、ということになるかと思います。 前半で目立つのは、平清盛の横暴振りです。中国では毛沢東が紅衛兵という制度を作って、横暴を極めましたが、平清盛はそれよりだいぶ前に、おかっぱ頭の「かぶろ髪」という少年たち300人ほどを京の街に放ち、平家の悪口を言う人たちを取り締まったそうです。 平家を倒そうと企てた、俊寛についての話も割と大きく取り上げられています。俊寛は、計画の首謀者ということで、他の二人とともに、鹿児島県の先の鬼界が島に流されます。他の二人は、特赦を受けますが、俊寛だけは許しが出ません。俊寛に世話になったことのある少年・有王が鬼界が島まで訪ねてゆきます。俊寛に会い都の様子を伝えます。生きがいをなくした俊寛は死んでしまいます。有王は、火葬にし、骨を都に持って帰ります。 菊池寛の小説にもなっているようです。 訳者 高野 正巳 1905年 福島県生まれ 東大国文科卒業 文学博士、東京女子医大名誉教授 ☆関連図書(既読) 「義経(上)」司馬遼太郎著、文春文庫、1977.10.25 「義経(下)」司馬遼太郎著、文春文庫、1977.10.25 「炎環」永井路子著、文春文庫、1978.10.25 「大塚ひかりの義経物語」大塚ひかり著、角川ソフィア文庫、2004.09.25 「義経」宮尾登美子著、日本放送出版教会、2004.11.25 「平泉 よみがえる中世都市」斉藤利男著、岩波新書、1992.02.20 「奥州藤原氏 平泉の栄華百年」高橋崇著、中公新書、2002.01.25 「源義経」五味文彦著、岩波新書、2004.10.20 (「BOOK」データベースより)amazon 太政大臣に上りつめた平清盛のわがままは日増しにつのり、父をいさめる重盛の死後、おごる平家にもかげりがみえてきた。やがて源頼朝が旗あげし、木曾義仲、義経に都に攻めこまれた平家一門は西国へと落ちていく…。源平の合戦を主に、人生の哀れさ悲しさをえがいて、日本人に愛され、読みつがれた古典。小学上級から。
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