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現代アートとは何か 丸善ライブラリー118
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 丸善/ |
発売年月日 | 1994/03/20 |
JAN | 9784621051184 |
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現代アートとは何か
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絵画以外のアートの展開、抽象画の出自と意味合い、哲学とのかかわりの三部構成。 "そもそも人間はいろんな経験を語りあうときに、そこにある二つの基本的な種類を区別すべきだ。一つはこの困難な世界で生き残ることに関係する経験。・・・もう一つは別世界に逃げ出すことによって、自分...
絵画以外のアートの展開、抽象画の出自と意味合い、哲学とのかかわりの三部構成。 "そもそも人間はいろんな経験を語りあうときに、そこにある二つの基本的な種類を区別すべきだ。一つはこの困難な世界で生き残ることに関係する経験。・・・もう一つは別世界に逃げ出すことによって、自分を救い出す経験である。・・・芸術というものの大きな存在意義がここにあるだろう。それは科学のように合理性に徹したものではなく、しばしば曖昧であり、謎をひめるが、それゆえに人々を現実から救いだし、生に希望を与えるものだ。" 抽象画をたのしめるようになりたくて、本江邦夫氏の現代美術入門に引き続いて読み始めた現代美術関連本その2。現代思想とのかかわりについて触れてある点でとても読みたかったものが読めた。 どこまでがアートなのか、制作の場も含めてアートといえるのではないか、今後アートはどんな展開をみせるのか、など多くの問いが投げかけられているのもおもしろい。 また、民俗学展示の対象だったアフリカ彫刻が、美術館に所蔵するようになったというパースペクティブの転換についての話も新鮮だった。ピカソがどうしてすごいと言われるのか、その理由が少しわかったように思う。 これまで芸術の系譜を特に知らなくても、展示などを楽しめていたのは、たしかにそこでの体験を求めていたからだと再確認した。 たとえばある作品の前に立つと、いつも内省する。共感や理解を拒否されて、作品に対峙するうちに自分の内面を探るようになるのだ。そしてそこに似た感情をみつけたとき、その作品をすきになるのだと思う。 今度はレヴィストロースが読みたくなった。
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現代アートには社会への意見を表明したものと内面を表現したものとがある マレーヴィチの時代=宗教を共有しない⇒世俗と隔絶、エリート主義へ マルクス主義「前衛美術は社会に貢献しない」(しかし社会主義の美術は低質) プレモダン→60〜(モダニズムの行き詰まりへの反動、太古への意思/ヨー...
現代アートには社会への意見を表明したものと内面を表現したものとがある マレーヴィチの時代=宗教を共有しない⇒世俗と隔絶、エリート主義へ マルクス主義「前衛美術は社会に貢献しない」(しかし社会主義の美術は低質) プレモダン→60〜(モダニズムの行き詰まりへの反動、太古への意思/ヨーゼフボイス、ロバートスミッソン) マティス→装飾性の美しさ グリーンバーグの評価基準→メディウムが主題を圧倒している/マティスへの評価 グリーンバーグ→フォーマリズム作家個人の名声 ⇒平面性⇒ミニマリズム(しかし、 グリーンバーグは評価せず) 64 ポストペインタリーアブストラクション展/カラーフィールドペインティング ペインタリー=ヴェルフリンによるヴェネツィア派 を理論的支柱とする なぜグリーンバーグはミニマリズムを評価しなかったか?/ユダヤ人だからでは?(作者論) ポストモダン80〜 引用、商業主義 レヴィストロース 構造人類学/未開は文明に劣るものではない 50〜60マルクス主義の衰退/大きな物語の衰退→ポストモダン、ポスト構造主義 →雑種性と分裂性へ⇒ポストモダン ゲルハルトリヒターのフォトペインティング、抽象画→作風の分裂性 シンディシャーマン/フィルムスチール ラカン女性の本質はマスカレード(仮装) ポストモダン→女性や植民地など、抑圧されたものへの関心、概念性の重視⇔フォーマリズム サルトル、ジャコメッティ メルロポンティの知覚の現象学/ミニマルアートの原動力 リチャードセナ傾いた弧 意味が外側にあるのか、内側にあるのか/外的言語→ヴィトゲンシュタイン ベルギー→アイロニー、マグリット
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[ 内容 ] 現代アートとはどういうものか。 本書はこの問題にさまざまな角度からアプローチを試みる。 最近の有力な制作のスタイルとなっているインスタレーションの分析、戦後を代表するアメリカの批評家グリーンバーグの評論を軸に据えた絵画論、海外における最新の研究成果をもとに描き出した...
[ 内容 ] 現代アートとはどういうものか。 本書はこの問題にさまざまな角度からアプローチを試みる。 最近の有力な制作のスタイルとなっているインスタレーションの分析、戦後を代表するアメリカの批評家グリーンバーグの評論を軸に据えた絵画論、海外における最新の研究成果をもとに描き出したアートと現代思想とのスリリングな関係。 ジャーナリストとしての取材体験を文献資料で裏付けた内容は、クリアな語り口のうちに、現代美術に対する一段と深い理解をもたらす。 [ 目次 ] 第1章 アートの現在(ベネチア・ビエンナーレ;イリヤ・カバコフとソ連・ロシア;さまざまなインスタレーション;インスタレーションの背景;モダンとプレモダン;メディア・アート) 第2章 絵画の行方(マティスとピカソ;グリーンバーグの来日;絵画の難問;カフカをめぐって) 第3章 アートと現代思想(ポストモダニズム;アートと現代思想;現代美術の可能性) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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