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海から見た日本史像 奥能登地域と時国家を中心として 河合ブックレット25
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海から見た日本史像 奥能登地域と時国家を中心として 河合ブックレット25

網野善彦(著者)

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海から見た日本史像 奥能登地域と時国家を中心として 河合ブックレット25

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河合文化教育研究所/河合出版
発売年月日 1994/02/01
JAN 9784879999245

海から見た日本史像

¥495

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2016/07/23

1991.6.10仙台、河合塾文理予備校での網野善彦氏の講演録。 強力な中央集権国家があって、そこに住む人の大部分は農民で稲作に従事していて、みたいな日本史のイメージが虚像であると指摘し、水呑、頭振=貧農、というのも間違っている。この冊子では奥能登の時国家の調査をもとにそれを論...

1991.6.10仙台、河合塾文理予備校での網野善彦氏の講演録。 強力な中央集権国家があって、そこに住む人の大部分は農民で稲作に従事していて、みたいな日本史のイメージが虚像であると指摘し、水呑、頭振=貧農、というのも間違っている。この冊子では奥能登の時国家の調査をもとにそれを論じている。 特におもしろかったのは、中世の荘園や公領の分布について語られる箇所。日本の各地に大きな寺社や天皇家、摂関家の荘園や所領があり、こうしたもののうち特に寄進地系の荘園は地方の豪族が自分の所領を守るために寄進したもの、と考えられてきたが、この場所、この土地が必要だ、と寄進を受ける側も真剣に考えていたに違いないという指摘。 その土地の特産物や交通の要衝の確保など何か理由があってのことだと考えて史料を読み直すと歴史が違って見える、と。 豊中も多様な所領が入り組んでいたけれど、この辺りどうなんだろうと思った。

Posted by ブクログ

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