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鈴木いづみ 1949-1986
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文遊社 |
発売年月日 | 1994/01/25 |
JAN | 9784892570148 |
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
作家としての鈴木いづみより、人間(女性)としての鈴木いづみに興味を持っているから、実際に彼女と関わりがあった人々の評伝というのはとてもおもしろい。 「実はこういう人だった」という意外性は、本人ではなく大抵周りが分かっていることなので。 本当に苛烈に、すごい速度で生きた女性なのだ...
作家としての鈴木いづみより、人間(女性)としての鈴木いづみに興味を持っているから、実際に彼女と関わりがあった人々の評伝というのはとてもおもしろい。 「実はこういう人だった」という意外性は、本人ではなく大抵周りが分かっていることなので。 本当に苛烈に、すごい速度で生きた女性なのだということは、これまでのイメージ通り。 ものすごい電話魔で手紙魔だという、意外な一面もわかったり。 夫で、29歳で夭逝した阿部薫とは、出逢うべくして出逢い、惹かれ合うべくして惹かれ合ったのだ、ということも、この夫婦を身近で見ていた人の言葉で、実感した。 才能がぶつかり合いまくっていたのだろう。こんなに激しい夫婦、そうそう他にはいない。 もしも彼女が生きていれば60歳。今のこの時代に対してどんな過激な言葉を吐いてくれるのか、気になったりします。 1冊1冊読むごとに、残された関連書が少なくなっていく。それが悲しい。
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高校を卒業する1994年3月、演劇部の卒業公演に客演することになっていたわたしは、演出を担当していた友人の撮るスナップ撮影のために、ヴィデオキャメラを持って出演者全員で代官山へ行った。そのフィルムはもう、なくなってしまったそうだが。そのとき、代官山の書店で見つけたこの本は、わたし...
高校を卒業する1994年3月、演劇部の卒業公演に客演することになっていたわたしは、演出を担当していた友人の撮るスナップ撮影のために、ヴィデオキャメラを持って出演者全員で代官山へ行った。そのフィルムはもう、なくなってしまったそうだが。そのとき、代官山の書店で見つけたこの本は、わたしに『鈴木いづみ』というインパクトを植え付けた。速度が問題なのだ。つまり、生きる速さだとか。そんなことを二十歳のころ、真剣に考えていた。いまはもう、年をとってしまった。あるいは、速度が足りなかったのかと、今でもときどきつよく思う。
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長電話が好きと云うことと、女のおかまみたいな人だったということがわかった。たぐちトモロヲの文章が好き。
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