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セイロン亭の謎
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論社/ |
発売年月日 | 1994/03/07 |
JAN | 9784120022999 |
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セイロン亭の謎
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/6290349.html)
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久々に栗本薫意外の小説を読んで新鮮でした。無駄に頭がイってる美形が出てこないので、とっても読みやすかったw 紅茶貿易での因縁からのお話。ただ、キャスターが探偵の真似事してるようなどうも微妙な感じがどうも。色んなところを往復してる間に事件は始まり終わってたという話。
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- ネタバレ
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異人館の立ち並ぶ神戸・山手にある、英国貴族の館のような豪邸で相次ぐ凶事、強盗殺人、薬殺未遂…。事件の裏側には「セイロンハウスの秘密を知っているか」という謎のメッセージが残されていて…。紅茶はリーフティ派、ダージリン、アッサム、アールグレイは常備、その他にもウバ、中国紅茶、フレーバーティー、ハーブティーなど10種類以上の茶葉をその時々の好みでストックし、気分に合わせて日常的に飲むくらい大の紅茶好き。春はダージリンファストフラッシュの到来に喜び、夏はアールグレイやハーブを加えたアイスティで涼をとり、秋はフルーツを使ったフレーバーティでティーフードをたらふく食べ、冬はアッサムのこっくりした味わいのミルクティで暖まる。一年中紅茶を楽しみつつ、紅茶教室やいろんなティールームに通うくらいハマっているので、自分の紅茶本アンテナ(妖怪アンテナみたいなもの)に「紅茶にまつわるミステリ」としてこの作品は以前から引っかかっていた。平岩さんの名前は『御宿かわせみ』(だったかな?)などの著名な作品で知っていたが、趣味の範囲外のためこれまで触れたことはなく、ミステリを書く人だとは思わなかったので、『セイロン亭の謎』がどんなミステリに仕上がっているのか期待半分不安半分といった気持ちでページをめくった。高見沢家が日本における紅茶輸入初期のからの会社だということや、主人公の矢部が老舗の茶屋の息子ということで茶業史に関する記述があったり、セイロン亭なだけにスリランカの紅茶ウバ、ヌワラエリヤ、キャンディの名が出てきたりするのはなかなか面白かった。でも蘊蓄としてはディープなものではなくあっさりめでやや拍子抜け。事件の起きた高見沢家は代々紅茶を輸入する会社で、全国にチェーン店を持つ喫茶店「セイロン亭」のオーナー一家である。まず、女社長が撲殺され、続いて社長の一人息子と宿泊していた客のティーポットに薬が仕込まれていた。そして屋敷を再訪問したカメラマンが行方不明になり…と事件はどんどん起きるのだが、どうも舞台設定がぬるめ。強盗に見せかけた何者かによる殺人、他に誰もいないはずの洋館に響く夜中の足音、地下室の秘密など提示される謎は雰囲気たっぷりなのだが、あまり魅力を感じないのが残念。だんだん明らかになる真相がみえみえなので「そうだったのか!」という新鮮な驚きを感じられないからかもしれない。紅茶の蘊蓄をもっと深めるか、ミステリ的に完成度を高めるかしてくれたら、もっと楽しい作品になるんじゃないかと身勝手な読者は思うのだった。「紅茶×ミステリ」という題材が好みなだけにがっかり感が大きい。本の評価的にはホントは★2・5つのところをおまけ。読み返してみると、自分にしてはかなり辛口のコメントになってしまったと反省。
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