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幻想の未来 河出文庫岸田秀コレクション
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幻想の未来 河出文庫岸田秀コレクション

岸田秀(著者)

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幻想の未来 河出文庫岸田秀コレクション

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 1994/07/04
JAN 9784309472720

幻想の未来

¥330

商品レビュー

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2011/03/09

頭がぐるぐるした。 「幻想」にしがみつくしかないけど、それがどういうことなのかは理解しとくべし、って感じかな。 ------------------------------------------- 日本文化は対人恐怖;人を人とも思わぬ、人でなし 欧米文化は対神恐怖;神を恐れぬ輩...

頭がぐるぐるした。 「幻想」にしがみつくしかないけど、それがどういうことなのかは理解しとくべし、って感じかな。 ------------------------------------------- 日本文化は対人恐怖;人を人とも思わぬ、人でなし 欧米文化は対神恐怖;神を恐れぬ輩、神以外の何者をも恐れぬ勇者 対人恐怖症・・・日本人に特徴的な神経症 日本人は「対人恐怖」「視線恐怖」の文化 お互いにこれ以上甘えてはならない暗黙の限界があり、相手の気持ちに配慮しなければならない暗黙の要請もある 恐怖≠恐怖症 ある対象に対して「逃げる」「なだめる」「攻撃する」「耐える」 →「恐怖」なら行動できる →「恐怖症」は不合理な恐怖だから行動できない →こんな恐怖を感じるなんて変だ、非現実的だ、馬鹿げている、と思い始めたら「恐怖症」 自己放棄衝動(没我)×自己拡大衝動(我執) 日本人の大人=細かいことにこだわらず(自己拡大衝動の抑制)、謙虚ででしゃばらない(自己放棄)人 欧米人の大人=相手に依存せず(自己放棄衝動に引きずられない)、自己主張(自己拡大)できる人 自我×本能 本能=首尾一貫した行動規範→動物は本能に従っている、自我はない 自我=壊れた本能(=行動規範)の代用品 =不統一、不安定であり、首尾一貫していない =自我は発達(成熟)せず積み重なり(=多層構造)、互いの層が矛盾し対立している =怒りは自我をもつ人間の特有の感情、自我の安定を崩されたり、脅かされたりすると怒る 自我×エス(=自分の外に存在する何らかの存在) 自我を首尾一貫させようとして出来なかった部分(=抑圧された欲望)がエスに排除される 自我は広大なエスに支えられ、かつ、広大なエスに対して不合理な恐怖を持っている エスは無意識、無自覚でなければならない 原始共同体では、集団的自我があり、エスも共通していた →全員共通の非日常(=エスの解放)ができた 現代は個人主義が成立し、非日常(=エスの解放=欲望)も個人で行わなければならなくなった 文化とは、 不合理な恐怖を、筋道の通った一貫した合理的恐怖として成員し共通認識とすること そしてその不合理な恐怖の隠蔽(抑圧)を無意識に行うこと ナルチシズムはもっとも古い自我 自我が成り立つためには、自我の正しさを信じなければならず、 自我の正しさを信じるためには、ナルチシズムを必要とする 自我は、ナルチシズムという妄想を真理として取り込む必要があるのだ 人間の欲望は自我の安定を目指しているが、安定することはない 自我の内部不安定を許容してエスの要素を自我に取り入れるのが良い --おまけ-- 自我の不安定の原因が勉強の不足と自覚すれば親の目を盗んででも子供は勉強する

Posted by ブクログ

2009/07/29

 先生のおすすめは「ものぐさ精神分析」だったけど、基本から読みたくてこちらを。うちにあった全集売っぱらうんじゃなかった…。  日本人の対人恐怖と欧米人の対神恐怖を対比させながら、近代日本人の対人恐怖「症」について語ります。自我を安定させるために、「世間」という言葉に表される他人...

 先生のおすすめは「ものぐさ精神分析」だったけど、基本から読みたくてこちらを。うちにあった全集売っぱらうんじゃなかった…。  日本人の対人恐怖と欧米人の対神恐怖を対比させながら、近代日本人の対人恐怖「症」について語ります。自我を安定させるために、「世間」という言葉に表される他人の視線に依存する日本人、一方一神教の神へ依存するという欧米人。そもそも拠って立つところが違う自我のあり方を「近代的」(進歩的?)と誤解して取り入れようとしてしまったのが、近代以降の日本人における現実への不適応の原因である。 …というようなことでいいのかな。 この本はそれほどだけども、岸田先生の本はものすごく読みあさったので、文体も懐かしい。身に馴染んでいるというか。 文章自体平易でとても読みやすいです。

Posted by ブクログ

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