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満州事変とは何だったのか(上巻) 国際連盟と外交政策の限界
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 草思社 |
| 発売年月日 | 1994/10/28 |
| JAN | 9784794205674 |
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満州事変とは何だったのか(上巻)
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国際的に非難され、連盟から脱退した日本は孤立し、連盟の力を弱めた、とされる。 世界大戦勝者に物資供給とはいえ参加し〈民族自決〉闡明に期待した中華民国は、利権を継承した日本に激怒し排日運動をけしかけた/大正関東大震災〜金融恐慌〜世界恐慌→ブロック経済に打ちのめされる国民に、満州国建...
国際的に非難され、連盟から脱退した日本は孤立し、連盟の力を弱めた、とされる。 世界大戦勝者に物資供給とはいえ参加し〈民族自決〉闡明に期待した中華民国は、利権を継承した日本に激怒し排日運動をけしかけた/大正関東大震災〜金融恐慌〜世界恐慌→ブロック経済に打ちのめされる国民に、満州国建国〜経営は活路を開いた具体的成果で、軍部への評価も増した/不義の戦争で香港を半永久租借し賠償金まで取り立てた英国が、国際連盟に参加しない米国が日本の行動を非難するとは。ソ連とドイツは死の商人/なお。朝鮮併合は許容されていた/満州は長城外で、蒋介石・張学良は独裁者。選挙された議員の議会もない國が主権正当性言う
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満州事変に対する欧米の反応を、豊富な論評や私信などを用いて洞察していて、リアルな歴史のあいまいさ、複雑さを感じられます。 欧米列強は、基本的に日本の満州侵攻を良く思わない立場ではあるものの、国ごとに意見が錯綜するばかりでなく、それぞれの国内でも、この事態に対して意見が統一されてお...
満州事変に対する欧米の反応を、豊富な論評や私信などを用いて洞察していて、リアルな歴史のあいまいさ、複雑さを感じられます。 欧米列強は、基本的に日本の満州侵攻を良く思わない立場ではあるものの、国ごとに意見が錯綜するばかりでなく、それぞれの国内でも、この事態に対して意見が統一されておらず、日本に対してかなり理解のある立場を示す政治家もいたことに驚きました。 駐日イギリス大使のリンドリーのように、国際連盟による統制に反対する反共主義者は、本国政府よりも日本政府寄りの意見を持っているほどでした。 また、当時アジアに欧米の植民地は数多く存在していて、少なくとも早期の独立には否定的でした。 日本もそれを承知していて、満州は日本の生命線であり、それはイギリスにとってのジブラルタルやマルタ、アメリカにとってのカリブ海なのだ、と主張し、日本と欧米は、共に植民地を支配する立場じゃないかと理解を求めています。 こんなことを言っておきながら、十年ちょっと後に大東亜の白人からの解放を大義名分にするんだから都合が良すぎますね。 列強の混乱に乗じ、日本は、外交交渉を駆使して巧妙に立ち回ることで、満州事変を黙認してもらえるような意見をまとめることもできたのかもしれませんが、日本が行ったことは、自制を標榜しつつも中国への侵攻を拡大するばかりでした。 満州事変は政治よる統制を欠いた、出先の軍隊の暴走だったため、武力を背景にした駆け引きで有利な立場を勝ち取ることができず、武力に頼って小刻みに中国東北部での領土拡大を勝ち取ることしかできませんでした このため、日本の外交は信用を失い、列強の態度は硬化、日本の国際連盟脱退へとつながります。
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