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全体主義と政治暴力 ヒトラーとスターリンの「血の粛清」
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 三交社/ |
| 発売年月日 | 1993/07/20 |
| JAN | 9784879191151 |
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全体主義と政治暴力
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
本書はDavid Clay Large著 Between two fires:Europe's Path in the 1930sの中から 第三章『The Night of the Long Knives』と 第七章『The Revolution Eats its Children』を抜粋し、 それぞれ『長いナイフの夜』『革命はその子供たちを食い殺す』として、 訳出したものです。 『全体主義と政治暴力』という書名ではありますが それぞれの章では粛清の経緯が扱われているのみで 政治学的に分析しているものではありません。 『長いナイフの夜』では、そのタイトルから内容が分かる方もいるでしょうが、 エルンスト・レームと突撃隊が主な粛清対象だった『レーム粛清事件』の前後が 大まかに分けて3つの視点で描かれています。 『ヒトラー』『レーム(突撃隊』)『保守勢力(軍部・パーペンなど)』です。 突撃隊による軍部の吸収と社会主義革命の貫徹を声高に唱えるレームを それらが実現すれば自らの権益を奪われることになる保守勢力が嫌悪し、 ヒトラーにレームの処分を求めていきますが、 ナチの創設期から歩みを共にしてきたレームを ヒトラーは簡単には切り捨てられません。 ナチに詳しくない私には意外だったのが、 1934年の段階ではヒトラーの権勢は盛んではなく、 ヒンデンブルク大統領と彼を支持する保守勢力の意向を ヒトラーは気にかけなければならなかったということです。 『革命はその子供たちを食い殺す』では1934年のキーロフ暗殺に端を発する 『トロツキー・ジノヴィヨフ派の連合センター裁判』、 1937年の『トロツキー予備センター裁判』、 同じく1937年の軍幹部が一掃された『トハチェフスキー裁判』、 そして1938年の『右派・トロツキー連合裁判』が扱われています。 印象的だったのが、どの裁判も殆どの被告が罪を認め判事に罪を認めるか 質問されれば、認めるかもしくは自らさらに重い罪にあたると主張している点です。 本文自体は良質なのですが、20頁以上を割いている 赤間剛氏による解説は蛇足ではないかと思いました。 以下解説の抜粋です。 『ヒトラーは「ユダヤ・フリーメーソンの陰謀」をスローガンにこれらと対決する政治家であった。しかし、結果は「ユダヤ・フリーメーソン」の勝利であった』 この様な典型的ユダヤ陰謀論がちらほら垣間見えるためです。
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