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昼と夜 ジョルジュ・ブラックの手帖
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昼と夜 ジョルジュ・ブラックの手帖

ジョルジュブラック【著】, 藤田博史【訳】

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昼と夜 ジョルジュ・ブラックの手帖

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社/
発売年月日 1993/05/20
JAN 9784791752485

昼と夜

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2015/11/08

高校のとき地元の図書館で初めて出会い、衝撃を受け、以来、心の書として大事にしてきた本。 実物は手元に置かず、高校生当時にノートに書き写したものを自分の原本としてきた。 大事な人と離れ離れになるときにプレゼントしたこともあったが、年齢を重ねるうちに 自分の手元にも置いておきたいと思...

高校のとき地元の図書館で初めて出会い、衝撃を受け、以来、心の書として大事にしてきた本。 実物は手元に置かず、高校生当時にノートに書き写したものを自分の原本としてきた。 大事な人と離れ離れになるときにプレゼントしたこともあったが、年齢を重ねるうちに 自分の手元にも置いておきたいと思うようになり、37歳にして初めて自分のためにこの本を購入した。 活字をあらためて見返すと、高校生のときに受けた衝撃が蘇ってきて懐かしい。 多くの言葉は当時のまま色褪せないが、当時ほどの感動はない言葉もあれば、 新たな感動に包まれる言葉もある。 ピカソと同時代に生き、キュビスムを始めとした様式を模索し続けた画家が、 1年に5篇というペースで残した言葉に、濃縮された人生のエッセンスを感じる。 おそらく、当時、ピカソに最も刺激を与えたのはこの人だろう。 巻末に年譜が記されており、画家の半生を知ることができる。 現在は絶版となっており、中古でしか手に入らない。 部数も比較的少なく、プレミア価格がついて購入しにくいことが惜しい。 手頃な価格で多くの人に届くようになることを期待する。 以下、著書より好きな言葉を抜粋。 ・わたしは自分の望むとおりにではなく、できるとおりに行動する。 ・熟慮させるだけにとどめ、説得しようとはしないこと。 ・想像したいものを模倣するなかれ。 ・芸術において価値あるものは一つしかない—説明不能なものである。 ・画家が絵をおろそかにしないのは、自分より価値の高いものを創ってしまう恐れがあるからである。 ・才能を頼みにするのは、熱意が消えかかっている証拠。 ・わたしは、自然を模写することより、それに一致することに気をつかう。 ・限られた手段が、新しい形を産み、創作へと誘い、独自の様式を作り出す。 ・要するに、わたしはわたしに追従する者よりも、わたしを利用する者の方を好む  —かれらにはわたしが学ぶべきなにかがある。 ・真理は存在する、つまり人は嘘しか考えつかない。 ・常に二つの考えを持っていること、一方が他方を破壊してくれるように。 ・心惹かれるのは目的ではなく、そこに至るまでの手段である。 ・似ていないもの同士の共通性を探求すること。  だから詩人は《燕が空を切る》ということができ、燕を短刀に変えてしまうのである。 ・さまざまな考えが心に浮かぶとき、人は真理から遠ざかっている。  考えが一つしか浮かばなければ、それは固定観念である。  つまり真理は隠蔽されている。 ・人に奪われないものだけがわたしたちに残る。それがわたしたち自身の最善の部分である。 ・決して与することなかれ。 ・発見するだけにとどめ、説明しないように心がけること。 ・楽しみを与え、生命を与えるのは、細部である。 ・モノを忘れ、関係のみを熟慮しよう。

Posted by ブクログ

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