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時を超えた建設の道
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 鹿島出版会 |
発売年月日 | 1993/10/05 |
JAN | 9784306043060 |
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時を超えた建設の道
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選んだパターンの品ぞろえが違和感なく組み合わさるのが言語の文法を満たしていることにたとえてランゲージなのだということなのだと理解しました。 複数パターンの合成をアーキテクチャに落とす技術が書いてあるのですが、おのれの内から湧き出るのだそうです。こう進めていけば正解が決まるというも...
選んだパターンの品ぞろえが違和感なく組み合わさるのが言語の文法を満たしていることにたとえてランゲージなのだということなのだと理解しました。 複数パターンの合成をアーキテクチャに落とす技術が書いてあるのですが、おのれの内から湧き出るのだそうです。こう進めていけば正解が決まるというものでもないのですね。実際そうだろうなと思うけど。 「形の合成に関するノート」によって、ある程度機械的に決められるということなのかなと勝手に思っていたので、とても驚きました。再読するとまた発見がありそう。
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建設という時を超えた一筋の道がある。 それは、行く千年の大昔から今日まで連綿と続く道である。 コンピューターシステム作りは何を理想として行えばよいか近年なやんできた。よく言われる、プログラムとしての美しさ、作成プロセスの安定や効率化、作成コストや期間の縮小、技術のコモディティ...
建設という時を超えた一筋の道がある。 それは、行く千年の大昔から今日まで連綿と続く道である。 コンピューターシステム作りは何を理想として行えばよいか近年なやんできた。よく言われる、プログラムとしての美しさ、作成プロセスの安定や効率化、作成コストや期間の縮小、技術のコモディティ化、顧客要求への合致、ビジネスニーズへの貢献、使い勝手の良さ、などの価値を受け入れようとしても、私自身の理想として心から追求する気にはなれないからだ。 冒頭の文に一つ手がかりがあるように感じる。コンピューターシステム作りを”千年の大昔から今日まで連綿と続く道”にのる行為と考えれば、千年の大昔から人々がずっと望んできた理想に結びつけることができはしないか。 「煉瓦工よ何をしているのか」「煉瓦を積んでいる、壁を作っている、大聖堂を作っている」の有名な寓話、この本に照らすと意味の階層をもう一歩すすんで「時を超えて物を思う場を作っている」といえる。コンピューターシステムを作るとは何をしているのか?私のいままで考えたことは、せいぜい壁どまりだった。ビジネスニーズへの貢献が大聖堂にあたるだろう。そこでもう一歩考えるんだ「それは、何なのか?」。いつの世も、どんな人もよしとするような普遍的なよさとして、何なのか? そう考えてみると、コンピューターシステムと一括りにできないことに気づく。 それは、遠くに行きたい、もっと知りたい、交流したいという気持ちをかなえることかもしれないし、目や耳や手やの力を拡張・増強したいのかもしれないし、面倒や争いを避けたいのかもしれない。遊び、学び、くつろぎ、刺激、熱中するものかもしれない。カジュアル、フォーマル、リチュアルな出来事かもしれない。建物に、町に、地域にそれぞれの文化や言葉があるように、システムもその位置づけ、そこでおきること、かかわるひとによって根本的に性質が違うはずだと気づいた。 だから、それを作る仕事も一括りにはできない。もちろん共通する部分はあるのだけれど。
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