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ボクの学校は山と川 講談社文庫
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ボクの学校は山と川 講談社文庫

矢口高雄【著】

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ボクの学校は山と川 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1993/10/15
JAN 9784061854253

ボクの学校は山と川

¥660

商品レビュー

4.2

5件のお客様レビュー

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2010/05/28

『釣りキチ三平』で御…

『釣りキチ三平』で御馴染みの著者によるエッセイ。本当に自然が遊びにしても勉強にしても舞台という感じがした。懐かしさもあった。

文庫OFF

2015/04/30

昔の東北のど田舎で、決して裕福ではない環境のなか育った作者の思い出を綴るエッセイ。 昔から、田舎へ遊びに行くと決まって山へ連れて行かれた。当時は父親や祖父に連れられて山に入るのがおっくうだったこともある。 でも、こういう本を読んでその光景がリアルに思い浮かべられるふうに育ててく...

昔の東北のど田舎で、決して裕福ではない環境のなか育った作者の思い出を綴るエッセイ。 昔から、田舎へ遊びに行くと決まって山へ連れて行かれた。当時は父親や祖父に連れられて山に入るのがおっくうだったこともある。 でも、こういう本を読んでその光景がリアルに思い浮かべられるふうに育ててくれたことに、今はただただ感謝したい。 すっかり山好きになった自分が、毎年田舎で楽しんでいる「カジカ突き」や「渓流釣り」。 これらの話では、思いきり深呼吸したくなる渓流の匂いまでが感じられて、ぐんぐん引き込まれた。 自然と寄り添った暮らしは厳しくもあり、豊かでもある。東京で育った自分にとっては、実りの多い読書体験だった。

Posted by ブクログ

2014/10/07

子どもの頃にどんな漫画を読んでいたかと聞かれたら、僕は真っ先に「釣りキチ三平」と答えるだろう。「ブラックジャック」「がきデカ」「サーキットの狼」なんかも思い出すが、「釣りキチ三平」が少年時代の僕にとって、とても大切な漫画だったのだと思う。 もともと熱狂的な漫画読者ではなかった。い...

子どもの頃にどんな漫画を読んでいたかと聞かれたら、僕は真っ先に「釣りキチ三平」と答えるだろう。「ブラックジャック」「がきデカ」「サーキットの狼」なんかも思い出すが、「釣りキチ三平」が少年時代の僕にとって、とても大切な漫画だったのだと思う。 もともと熱狂的な漫画読者ではなかった。いわゆる本屋と呼べるような店が生活圏にはなく、ジャンプとかチャンピオンを買ったことはなかった。こうした環境は今から思うと幸運だったかもしれない。ではどうやって漫画を入手していたかと言えば、1ヶ月に一度か2度、15キロほどはなれた町に買い物に行く時に小さな本屋で買ってもらうか、そうでなければ町役場で青年団の人たちが開催していたバザーで1冊5円の古本を購入していたのだ。だから「がきデカ」などはとても印象に残っているけれど、実際には3冊くらいしか持っていなかったのではなかったろうか。「サーキットの狼」も流石島レースまでしか読んでいない。ブラックジャックを全て読んだのは大人になってからだ。だから「釣りキチ三平」も全てを読んだわけではない。中学生に上がる頃には自然に卒業し、それっきりになってしまった。 ところが最近、「釣りキチ三平」の作者である矢口高雄の「カジカの夜突き」というエッセーを読む機会があった。その時、何か封印されていたものが解き放たれたような気分になり、僕は矢口高雄の作品をあさりだした。「カジカの夜突き」は『ボクの先生は山と川』に収録されており、まだすべてを読んではいないが、とにかく、なぜもっと早く読まなかったのかと、今昂揚した気持ちで本に向かっている。昆虫少年であり釣り少年であり漫画少年だった矢口高雄の漫画と随筆は、今失われつつある自然やたくましさや身体感覚のようなものを意識させてくれる。本当に素晴らしい本だ。 (『ボクの学校は山と川』には「百日咳」という漫画が掲載されている。僕はこれを一度読んだことがある。まちがいない。だが、いつどうして読むことができたのか、さっぱり思い出せない。)

Posted by ブクログ