散歩 日本の名随筆別巻32

川本三郎【編】

• 販売会社／発売会社: 作品社/
• 発売年月日: 1993/10/25
• JAN: 9784878938528

商品レビュー

2022/12/10

1993年発行、作品社のソフトカバー本。36編。おそらくは古いものから順に並んでいる。多くが東京なのは意識してか。もっとも同じ東京の随筆を並べたからこそ、時代性がよくわかるというものかもしれない。

収録作：『散歩について』大仏次郎『散歩』谷川俊太郎『散策独言』安岡章太郎『ステッキ』小林勇『ステッキと文士』永井竜男『葛飾土産(抄)』永井荷風『蘆の芽』鏑木清方『散歩』佐佐木茂索『僕の旧東京地図(抄)』サトウハチロー『洲崎から亀戸へ』奥野信太郎『滝野川貧寒』正岡容『曲り角』佐多稲子『散歩生活』中原中也『ただ坂道を歩きたくて』小檜山博『京都』武田百合子『早春浪花遊山案内　5』田辺聖子『私の好きな街角』綾羽一紀『軒近き松原山の記』稲垣足穂『地峡の町にて(抄)』野呂邦暢『地図しらべ 街あるき』野口富士男

収録作（続き）：『浅草』檀一雄『散歩』池波正太郎『稲荷町』宮部みゆき『橋を渡って　2』武田花『月島』赤瀬川原平『東京散歩三話』小沢信男『自転車』上田三四二『町屋』緑魔子『雑司が谷』池内紀『下落合』十返千鶴子『水道タンクの見える場所』泉麻人『意表をつくシュールな迷路的空間』笹口幸男『墓地を散歩する』松永伍一『幻の渋谷川を歩く』大竹昭子『多摩湖の水嵩』清岡卓行『東京B級ストリート』川本三郎、あとがき：川本三郎、他：「執筆者紹介（収録作品出典）」「散歩ブックガイド」

2017/07/13

日本の名随筆シリーズ、別巻３２、川本三郎　編「散歩」、１９９３．１０発行です。３６人の散歩に関する随筆が収録されています。今の散歩風景と変わらぬところと、そうでないところが混在しています。私は、散歩とウォーキングを楽しんでる日々ですが、ウォーキング的な随筆はなかったみたいです。着物、ステッキ、帽子、下駄・・・、好みの姿で慣れた散歩道を、初めて訪れる街並みを、散歩するのは何にも代え難い悦びですね(^-^)　子供の頃は海の見える坂道を歩きました。今は、猫、犬、鳥、そして月と太陽、会えると嬉しいです(^-^)

2014/04/16

散歩。
さんぽ好き。でもすぐなんか食べたりしたくなる。だから商店街がちょうどいい。
自分と向き合うというとかっこいいけど、要は徘徊ぶらぶら歩きなのよ
都内は疲れたら電車に乗れるからやり易いよね
さんぽのためには荷物を減らしたい
んでとことこ歩くのだ
池波正太郎の散歩がいちばんしっくりくるなあ