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アーヤトッラーたちのイラン イスラーム統治体制の矛盾と展開
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アーヤトッラーたちのイラン イスラーム統治体制の矛盾と展開

富田健次【著】

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アーヤトッラーたちのイラン イスラーム統治体制の矛盾と展開

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 第三書館/
発売年月日 1993/09/01
JAN 9784807493487

アーヤトッラーたちのイラン

¥990

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2022/04/14

元々ベトナム戦争の後、ニクソンが他国を支援しながら権益を守る方針を発し、その時選んだのがイランとサウジだった。つまりイランは親米だったのだが、米軍の支援を受けた王政の腐敗が激しく、国民に打倒されることになった。新しい統治理念はホメイニーのヴェラヤーテ・ファギーフ論に基づくイスラム...

元々ベトナム戦争の後、ニクソンが他国を支援しながら権益を守る方針を発し、その時選んだのがイランとサウジだった。つまりイランは親米だったのだが、米軍の支援を受けた王政の腐敗が激しく、国民に打倒されることになった。新しい統治理念はホメイニーのヴェラヤーテ・ファギーフ論に基づくイスラム法学者による統治で、(僕は知らなかったのだが)イランでは憲法として発令されている。そこでは司法はイスラーム法に基づいており、議会は立法機関ではなく、行政機関なのだ。ただ、その後イスラーム法より社会公益(マスラハト)を重視するという令を出すことで、中央政府が立法府化している。 流れとしては、宗教的大義の元で支持者を動員して支配体制を樹立し、その後現実的体制維持に比重を移すというパターンで、そこはどの国も共通するところがある。と、いうことは、変動の時代にはどの大義が力を持つのかが重要という事だろう。

Posted by ブクログ

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