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松蘿玉液 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 1993/01/01 |
JAN | 9784003101384 |
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松蘿玉液
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「松蘿玉液」正岡子規著、岩波文庫、1984.02.16 115p ¥420 C0195 (2024.03.12読了)(2024.03.06借入)(2004.12.15/8刷) 積読中だった『仰臥漫録』を読み終えたので、もう一冊ぐらい子規の著作を読んでみようと図書館の蔵書検索で探し...
「松蘿玉液」正岡子規著、岩波文庫、1984.02.16 115p ¥420 C0195 (2024.03.12読了)(2024.03.06借入)(2004.12.15/8刷) 積読中だった『仰臥漫録』を読み終えたので、もう一冊ぐらい子規の著作を読んでみようと図書館の蔵書検索で探してみたら、この本があったので借りてきました。 『墨汁一滴』や『病壯六尺』はありませんでした。残念です。 新聞『日本』に掲載した随筆をまとめたものということです。ベースボールについての説明、西洋画と日本画について、伊藤博文と大隈重信について、人身攻撃について、俳句批評について、俳句や和歌の暗合や剽窃について(よく似た作品がすでにあることを知らずに作った作品を暗合と呼んでいるようです、辞書を引くと「偶然に一致すること」と書いてあります。)、井原西鶴・松尾芭蕉・近松門左衛門について、菓物について、実に多岐にわたっています。 【目次】 松蘿玉液 (新聞『日本』明治29年4月21日~12月31日掲載) 解説 加賀乙彦 ●大は小を兼ねる(31頁) 落語家曰く大は小を兼ぬるといえども杓子は耳搔の代わりを為さずと。 ●俳句の類似(78頁) 俳句における類似極めて多し。これ一は俳句の短きがためと、一は学問見識なき者が俳句を作るためとの二原因に帰すべし。 ☆関連図書(既読) 「仰臥漫録」正岡子規著、岩波文庫、1927.07.10 「坂の上の雲(一)」司馬遼太郎著、文春文庫、1978.01.25 (表紙より) 子規が日夜愛用した中国産の墨の銘をとって名づけられた本書は、『墨汁一滴』『病牀六尺』『仰臥漫録』とならぶ子規晩年の四大随筆の一つ。病床にあって強く濃く生きた人の記録であり、野球が大好きだった子規が書きとめたベースボール紹介の貴重な一分を含む。新聞『日本』明治29.4.21~12.31連載。 (2024年3月13日・記)
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子規の四大随筆というのがあるそうで、これはその1作目。1896年に新聞『日本』に連載されたもので、あとの3作(『墨汁一滴』、『病床六尺』、『仰臥漫録』)よりも若々しい印象を受けた。ベースボールの詳細な紹介、果物評など、読みどころは多い。樋口一葉への高評価、伊藤博文と大隈重信の比較...
子規の四大随筆というのがあるそうで、これはその1作目。1896年に新聞『日本』に連載されたもので、あとの3作(『墨汁一滴』、『病床六尺』、『仰臥漫録』)よりも若々しい印象を受けた。ベースボールの詳細な紹介、果物評など、読みどころは多い。樋口一葉への高評価、伊藤博文と大隈重信の比較、芭蕉、西鶴、近松の比較など、人物評は特にシャープ。
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表紙によると『墨汁一滴』『病牀六尺』『仰臥漫録』とならぶ子規晩年の四大随筆の一つとされているらしいが、他三作と比べると知名度は低いかもしれない。 ベースボールに関する膨大な記述からは、子規の野球に対する情熱が窺える。当時の日本では野球はほとんど知られていなかったようだが、何とか...
表紙によると『墨汁一滴』『病牀六尺』『仰臥漫録』とならぶ子規晩年の四大随筆の一つとされているらしいが、他三作と比べると知名度は低いかもしれない。 ベースボールに関する膨大な記述からは、子規の野球に対する情熱が窺える。当時の日本では野球はほとんど知られていなかったようだが、何とかしてその面白さを読者に伝えようと図解まで交えつつ筆を揮う子規。熱っぽい興奮が行間に満ちている。 これで四大随筆はすべて読了したことになる。 子規の文章はいつ読んでも痛快だ。もっともっと読みたかった。
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