- 中古
- 書籍
- 児童書
ブリスさん
定価 ¥2,456
1,430円 定価より1,026円(41%)おトク
獲得ポイント13P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 評論社 |
発売年月日 | 1993/01/30 |
JAN | 9784566013216 |
- 書籍
- 児童書
ブリスさん
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ブリスさん
¥1,430
在庫なし
商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
J.R.R.トールキン著『ブリスさん』は、著者の豊かな想像力と言語への深い造詣が光る、魅力的な児童文学作品です。 物語の概要 物語は、ブリス氏という変わり者の画家が主人公です。彼が描いた「ブリスさん」という名の犬の絵が、突如として現実世界に飛び出してくるという奇想天外な展開が...
J.R.R.トールキン著『ブリスさん』は、著者の豊かな想像力と言語への深い造詣が光る、魅力的な児童文学作品です。 物語の概要 物語は、ブリス氏という変わり者の画家が主人公です。彼が描いた「ブリスさん」という名の犬の絵が、突如として現実世界に飛び出してくるという奇想天外な展開が、読者を驚きと喜びで満たします。 言語遊戯の妙 トールキンの言語学者としての才能が、作品全体に散りばめられた言葉遊びや韻文に表れています。特に、ブリスさんの冒険を描写する場面での言葉選びは、子どもたちの想像力を刺激するとともに、大人読者にも楽しみを提供します。 芸術と現実の融合 本作は、芸術作品が現実世界に影響を与えるという興味深いテーマを扱っています。これは、トールキンの他の作品にも通じる、想像力の力と現実世界との関係性についての深い洞察を示しています。 挿絵の魅力 トールキン自身が手掛けた挿絵は、物語の雰囲気を見事に捉えており、テキストと絵が見事に調和しています。これにより、読者は物語世界により深く没入することができます。 『ブリスさん』は、トールキンの代表作『指輪物語』とは趣を異にする作品ですが、その創造性と言語への愛情は共通しており、トールキンのファンはもちろん、児童文学愛好家にもおすすめの一冊です。 ※以上は私とAI(Perplexity)の共同による書評です。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この絵本の何よりもの魅力はやはりトールキン先生直筆の絵と筆跡が堪能できることではないでしょうか? 同じような楽しみ方ができるもう1つの絵本(?)に「サンタ・クロースからの手紙」があるけれど、あちらの文字はどちらかというと「飾り文字風」なのに対し、こちらの文字は恐らくトールキン先生の「普段使いの文字」なんだろうと思います。 多くの外人さんの文字は KiKi なんかにしてみると「悪筆」とでも呼びたいような読みにくい文字が珍しくないのに対し、トールキン先生の文字は若干の癖はあるものの活字風でとても読みやすいと思います。 そして、この本では見開きの左ページに和訳が、右ページにトールキン先生の手による絵と英文字という作りになっていて、絵や文字が堪能できるのみならず、ついでに英語の勉強(?)までできちゃうのが嬉しいところです。 お話はイギリス人ならではの日本人とはちょっと違うユーモア感覚(しかもどことなく偏屈で皮肉っぽい)に溢れたドタバタコメディといった趣で、読者によって好き嫌いがはっきりわかれちゃうような気もするけれど、ページ番号まで自筆で振られたこんな手作り感満載の絵本をプレゼントされたトールキン家の三兄弟が羨ましい限りです。 それにしてもトールキン先生、実にマメな方だったんだなぁと感嘆することしきりです。 KiKi もどちらかと言うと「あれこれ手を出して、忙しい人だねぇ」と言われる方だけど、そんな KiKi であってさえも「この人の1日、24時間の使い方はどうなっていたんだろう??」と思わずにはいられません。 何せ、あの物凄い「指輪物語」や「シルマリルの物語」を書き、私製言語をいくつも作り、大学の先生としての職務もこなし、学者先生として研究もちゃんとし、そのうえ絵は描くは飾り文字は書くは・・・・・と並べてみても、ボ~っとする時間なんてなかったんじゃないかしら?? KiKi 自身がどちらかというと絵を描くのが苦手なせいもあるんだろうけど、この本の中のたった1枚の絵を描こうと思ったとしても、それだけで丸一日を費やしてしまいそうな気がするのに、この絵本の中には表紙の絵も含めて合計45枚ぐらいの絵があります。 これらをサラサラっと描いたのだとしたら、トールキン先生は大学教授でありながらストーリー・テラーであり、更にはイラストレーターでもあったとしか言いようがないほど多才な方だったんでしょうね。 訳者の田中明子さんの書かれた「あとがき」によれば、トールキン先生も1932年に初めて車を買い、その初ドライブで弟の果樹園を訪ねた際に、車を2度パンクさせ、堤防の一部を壊した経験があるのだとか・・・・。 この物語のブリスさんよりは可愛げのある事故だけど、そんな話を知ると「ブリスさん」の中に素のトールキン先生の何某かが反映されデフォルメされていたのかもしれない・・・・な~んていうことを考え、ちょっぴり苦笑してしまいました。
Posted by
ある朝思い立ち、ブリスさんは車を買いに行く。そして、巻き起こる楽しいドタバタ。左側が日本語訳、右側がトールキン教授の直筆原稿。左側(日本語)で楽しみ、右側(直筆原稿)で英語学習と、教授の独特の文字とが楽しめる、「一粒で3度おいしい」本。教授作品のファン必携。
Posted by