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宮沢賢治の彼方へ ちくま学芸文庫
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宮沢賢治の彼方へ ちくま学芸文庫

天沢退二郎【著】

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宮沢賢治の彼方へ ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 1993/01/07
JAN 9784480080325

宮沢賢治の彼方へ

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2022/04/12

天沢退二郎 「 宮沢賢治 の彼方へ」 宮沢賢治作品(心象風景、詩人の彷徨)の軌跡を辿り、宮沢賢治の詩的問題を探ろうとした試論。 「詩とは死である」を命題とし、長詩「小岩井農場」では 自己消滅に至った宮沢賢治の詩的彷徨を 妹としの死が救ったという論考に驚く。詩人宮沢賢治と...

天沢退二郎 「 宮沢賢治 の彼方へ」 宮沢賢治作品(心象風景、詩人の彷徨)の軌跡を辿り、宮沢賢治の詩的問題を探ろうとした試論。 「詩とは死である」を命題とし、長詩「小岩井農場」では 自己消滅に至った宮沢賢治の詩的彷徨を 妹としの死が救ったという論考に驚く。詩人宮沢賢治と宮沢賢治の実人生を分けて 捉えている。詩人である著者ならでは〜詩人は職業でなく生き方という言葉通りの認識だと思う 宮沢賢治作品を「コミニュケーションを求めつつも コミュニケーションが不可能である軌跡」とし、深層主題である「分裂」と「雨」のモチーフと捉え、分裂の終わり(一方の死)の彼方に作品はようやく始まり、「雨は 沈黙の発する言葉であり作品そのもの」と結論づけている。作品読み直しの際の目付けにしたい そのほか、風の又三郎が不吉な死の国の使者(死神)であったり、自己犠牲をテーマとした「よだかの星」の論考は 「銀河鉄道の夜」との違いを論じた箇所は面白い

Posted by ブクログ

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