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コンピューターの宇宙誌 きらめく知的探求者たち
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コンピューターの宇宙誌 きらめく知的探求者たち

紀田順一郎, 荒俣宏【著】

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コンピューターの宇宙誌 きらめく知的探求者たち

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ジャストシステム/
発売年月日 1992/11/10
JAN 9784883090273

コンピューターの宇宙誌

¥220

商品レビュー

4.5

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2024/07/07

1992年に発行された本で、32年経過しているが、紀田順一郎と荒俣宏がさまざまな人と対談した様子を活字にしている。 「コンピューターを語ることは新たな人類史を語ることだ」と帯に書いてあるが、コンピューターがあって当たり前の今読んでも面白い。 民族学者の梅棹忠夫...

1992年に発行された本で、32年経過しているが、紀田順一郎と荒俣宏がさまざまな人と対談した様子を活字にしている。 「コンピューターを語ることは新たな人類史を語ることだ」と帯に書いてあるが、コンピューターがあって当たり前の今読んでも面白い。 民族学者の梅棹忠夫と紀田&荒俣が対談をしている。 その中で梅棹は「コンピューターを入れて使い道がないといい人がいますが、入れたら使い道が自然にでてくるんですよ。需要あっての供給じゃないんです」と述べている。 いつの時代も新しいものアレルギーの方はいるなあ。 荒俣は「目的をはっきりするんじゃなくて、使い方に習熟しないと使えないよ、という意味に捉えたほうが正解なんですね」と述べている。 この時代にカミツキガメがいたら事業仕分けの対象にされてしまうだろうなあ。 AI研究を中心にマルチメディアなど最先端分野の研究をしている西垣通は「プログラムの迷路」と言っている。 さらに「今は情報爆発のようで進歩という点にしか目が向いていないようですからね」と述べると、荒俣は「そこまでの達観に達するには哲学が必要です」と返した。 インターネットの登場で膨大な情報があふれる現代。 しかもフェイクニュースなんて流れる時代だけにAIの世界はどうなっていくのかとふと思った。

Posted by ブクログ

2012/06/20

2012 6/19読了。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 @hiro_hさんにおすすめいただいた本。 大学、博物館、図書館、文書館、公民館、それにインターネットの統合=知識の生産、流通、蓄積の変容について云々、とTweetしていたところで紹介された一冊。 「人」、それもいわゆ...

2012 6/19読了。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 @hiro_hさんにおすすめいただいた本。 大学、博物館、図書館、文書館、公民館、それにインターネットの統合=知識の生産、流通、蓄積の変容について云々、とTweetしていたところで紹介された一冊。 「人」、それもいわゆる「知識人」と呼ばれるべき人びと(梅棹忠夫、立花隆、林望etc...)に、紀田順一郎と荒俣宏がその知的生産の技術とコンピュータとの関わりを尋ねていく鼎談集。 梅棹忠夫インタビューはいきなりとんでもなく面白い。 図書館分類のフィールドワークに対する不向きさとかにも言及。 20年前のホントは思えないくらいエキサイティングな部分と、20年前だけあって隔世の感のある部分(コンピュータのスペックやその成長予測の見誤りとか)があるものの、全体としては非常に面白く有益だった。 自分が興味があるのがつまり「知的生産の変容」だって気付いたあたりとくに。

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