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理論への抵抗
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理論への抵抗

ポールド・マン【著】, 大河内昌, 富山太佳夫【訳】

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理論への抵抗

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国文社/
発売年月日 1992/05/15
JAN 9784772003612

理論への抵抗

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商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2011/04/25

【目次】 ペーパー・マットの上の虎(ヴラド・ゴズィッチ) 理論への抵抗 文献学への回帰 ハイポグラムと記銘 読むことと歴史 結論・ヴァルター・ベンヤミンの「翻訳者の使命」 ダイアローグとダイアロール性 ポール・ド・万との対話(ステファノ・ロッソ) 訳者あとがき *****

Posted by ブクログ

2010/08/24

デリダの盟友、ポール ド・マンの書。面白かったのは、ヴェンヤミン「翻訳者の使命」について語った講演の記録。 ・ヴェンヤミンは、作者の天才性、芸術作品のアウラを信じている。読者の読み、多様な解釈を重視する新批評からしたら、ヴェンヤミンは前時代的で古臭い批評家である。 ・「翻訳者...

デリダの盟友、ポール ド・マンの書。面白かったのは、ヴェンヤミン「翻訳者の使命」について語った講演の記録。 ・ヴェンヤミンは、作者の天才性、芸術作品のアウラを信じている。読者の読み、多様な解釈を重視する新批評からしたら、ヴェンヤミンは前時代的で古臭い批評家である。 ・「翻訳者の使命」で、ヴェンヤミンは、原作と翻訳作品は全く別物だと指摘する。原作は、決して別の言語に翻訳できない。翻訳者は、決して天才的な作家になれない。では、「翻訳者の使命」とは何か。それは、原作にはない何かを翻訳作品に与えることである。 ・ヴェンヤミン「翻訳者の使命」のフランス語訳が、原語と全く正反対の意味になっている箇所をマンは指摘する。 ・ヴェンヤミンが言う「翻訳者の使命」は、「誤読」の可能性の肯定となる。一見ヴェンヤミンは作者の天才を称揚して、読者の自由な読みを重視する新批評と縁遠いようだが、実は近いのだということ。 ・世界は誤読でしかない。真理と定められた解釈も、誤読の1つでしかない。解釈とは、誤読である。理解とは、誤読である。

Posted by ブクログ

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